2019年9月21日土曜日

大相撲 令和元年9月場所13日目

私にとっては年中行事のような感じですが、両国国技館で行われている大相撲9月場所13日目に行ってきました。いつも館内には多くの外国人観光客がいますが、今回はラグビーW杯に合わせて来日した感じのラガーシャツを着た人たちが大勢いました。

いよいよ場所も終盤戦になり、各段(序の口、序二段、三段目、幕下、十両、幕内)の優勝争いも佳境に入ってきました。この日は幕下で照ノ富士対千代の国という優勝を決める取り組みがありました。どちらも怪我や病気で番付を落としているものの、体調さえよければまだまだ幕内で取れる実力派力士です。特に照ノ富士関は幕内最高優勝まで成し遂げた元大関で、横綱昇進の期待も高かった力士!膝の怪我と糖尿病で幕下に落ちてからも腐ることなく相撲を取り続けている姿を私もずっと応援していました。残念ながら照ノ富士関は優勝できませんでしたが、攻守に見ごたえのある幕下とは思えない素晴らしい一番でした。千代の国関も怪我が癒えて幕内時代の力が戻っているように感じました。もう少しでお二人とも十両復帰ですので、頑張ってほしいです。

十両は下から上がってきた若手とまだまだ頑張るベテランが戦うので大抵優勝ラインが下がりがちですが、この場所は勢関が後続を引き離して優勝に近づいています。この日も二敗を守り、後続に星の差を2つ付けられた状態で残り二日ですので、このまま優勝してほしいですね。力士の持病ともいうべき蜂窩織炎や度重なる怪我などで番付を下げていますが、まだまだ幕内でできると信じています。十両の12枚目なのでいきなり幕内復帰とはいかないと思いますが、あとちょっとです。4敗で追いかける琴ノ若関は、あの”ミスター1分相撲”と言われた先代の琴ノ若関(元・佐渡ヶ嶽親方)の息子さんです。上半身の体つきがお父さんそっくりです。

幕内はどの取り組みにも一番一番思い入れがありますが、最も印象に残ったのは貴景勝対豪栄道の取り組みです。貴景勝関にはぜひ優勝してほしいのですが、豪栄道関のはたきに不覚を取ってしまいました。これで10勝3敗で四人(御嶽海、貴景勝、隠岐の海、剣翔)が並ぶ大混戦となっています。私は貴景勝関を一押しにしていますが、もし剣翔関が優勝すると新入幕&最高優勝という大偉業になります。上位との対戦もなく、密かに有利なのではないかと着目しています。

国技館に飾られている優勝賜杯です。誰が日曜日にこれを受け取るのでしょうか?