2019年9月8日日曜日

ファイナンシャル・プランニング技能検定・実技試験(FP3級)受験体験記

私は理系一筋で世知一般に疎く、特に税金や年金といった本来大事な事柄については全然勉強してきませんでした。それで今回遅ればせながら少しは勉強しようと思い立ち、ついでならばとファイナンシャル・プランニング3級(FP3級)の試験を受けてみました。FPの資格試験には日本FP協会と金融財政事情研究会の二つの団体が別々に主催しているようですが、今回私は金融財政事情研究会(略して金財)の試験を受けてきました。

FP3級の試験科目は学科試験と実技試験の二科目で、受験料は6,079円。学科試験は試験時間2時間、全部で60問のマークシート方式。これはどうやら二団体で共通のようです。実技試験は、金財の方では「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」の二つの科目から事前に選択が必要で、日本FP協会の方では「資産設計提案業務」の1科目のみです。私はとりあえず「個人資産相談業務」を選択しました。実技試験の試験時間は1時間、問題数は15問、解答はマークシート方式でした。合格基準は学科試験で60問中36問以上正解、実技試験は50点満点中30点以上正解だそうです。合格率は大体6割くらい、と資格試験の中では指折りの高い数字になっています。

試験は西新宿の都庁の近くで行われました。こんなに間近で見るのは久しぶりです。
 都庁の目の前にある新宿中央公園のナイアガラの滝です。今日は台風が近づいているせいか暑かった。
1科目目の学科試験は10時から12時までの2時間。2科目目の実技試験は13時30分から14時30分までの1時間。時計を忘れたのが痛手でしたが問題数が少ないので何とかなりました。学科試験は開始から1時間を経過すると退出可能になるのですが、ほとんどの受験者の方々は早めに退出されていました。私も何度か答案を見返したらやることがなくなってしまったので、1時間10分ほどで退出しました。午後の実技試験はいきなり遺族厚生年金の計算という、まったく予備知識のなかった問題が最初に出てきて面喰いました。後ろの方に答えられそうな問題があることを確認して、少し落ち着きましたが対策不足を反省しました。

これが問題用紙です。持ち帰って良いというのは色々復習ができて助かります。
事前の準備としては、FP3級過去問道場というサイトを使ってこの1か月間の通勤時間を利用して学科試験の過去問を勉強したのと、「みんなが欲しかった!FPの問題集3級 '19-'20年版(滝澤ななみ著、TAC出版)」という問題集を購入して(少し)勉強しました。過去問の方は1日40問、多い日は100問くらいこなしましたが、問題集の方は正直学科試験の項目で終わってしまい、実技試験の対策まで手が回りませんでした。このせいで結局本番の実技試験はあたふたしてしまいました。ここは反省点です。

試験が終わるとその日のうちに正解が金財のホームページに掲載されるので答え合わせをしてみました。その結果、結構間違えましたが何とかボーダーラインは超えていそうです。税金や年金の問題は悉く間違えてました。何のために勉強してんだって感じです。お恥ずかしい。

追記:
10月になって合格証が届きました。何はともあれ良かったです。