今日は、第53回全日本実業団山口ハーフマラソン2025をテレビで観戦しました。この時期は毎週レースが放送されるので、マラソン好きオジサンにはたまらないです。先週の丸亀ハーフでは男子の日本記録が生まれたので、今週の山口ハーフはどんな展開になるかを楽しみにしておりました。山口ハーフは男子も女子も実業団のトップクラスの選手が多数出場します。今年は東京で世界陸上があるので、トラックやマラソンで代表の座を狙っている選手たちが積極的にレースを動かしておりましたが、氷点下の気温と部分的に凍結した路面のせいかコンディションは悪そうに見えました。10キロのトップ通過は男子が28分48秒、女子が33分16秒、15キロのトップ通過は男子が42分59秒、女子が49分45秒でした。
そんな悪天候のレースでしたが、男子のレースは19キロ過ぎにサンベルクスの市山翼選手が果敢に抜け出し、競技場に飛び込みます。競技場では、ホンダの伊藤達彦選手が猛追を見せますが、それを抑えて1時間00分22秒で見事に優勝されました。2位は伊藤選手で1時間00分27秒でした。故郷・茨城の英雄、細谷恭平選手は1時間00分43秒で8位。2週間後の大阪マラソンに挑むとのことですので今から楽しみにしております。
女子は岩谷産業の川村楓選手と天満屋の吉薗栞選手の一騎打ちになりましたが、20キロを過ぎて競技場が見える位置から吉薗選手がスパートします。そのまま吉薗選手が1時間09分45秒で優勝。川村選手が1時間09分50秒で2位でした。
レースはとても見ごたえあったのですが、天候が残念でした。長距離陸上選手は毎日血のにじむような努力をして、数少ないレースに万全の調整をして挑むので、気象コンディションがもう少し良ければと思いました。