全国各地には、知らないと読めない地名が数多くあります。わが故郷、茨城県にも沢山ありますが、最近知ったのが以下の二つです。こういうのは趣きがあっていいですね。
1.水戸市木葉下町(みとし・あぼっけちょう)
由来は諸説あるようですが、安土桃山時代にはこの名前(木葉下村)が使われていたそうです。アイヌ語由来説もあるようですが、真偽は不明だそうです。
2.常陸太田市天下野町(ひたちおおたし・けがのちょう)
ちょっと調べたら名前の由来として、次のような昔話が見つかりました。
元々、この地方は別の名前で呼ばれていたそうです。江戸時代に徳川光圀公がこの地方のささら舞をいたく気に入り、将軍様の御前で披露させたそうです。その際、村人が”天下一”という文言をのぼりに使ってしまい、それを見た上様が自分の許可なく天下一と名乗るとは何事だと激怒してしまいます。光圀公はとっさの機転で、「天下一ではなく、彼らの村である天下野一の間違いです」と嘘の釈明し、事なきを得ました。それ以降、村は天下野村と呼ばれるようになったそうです。