CSのディズニーチャンネルで懐かしのパトレイバーの映画一作目(機動警察パトレイバー The Movie, 1989年公開)がやっていたので、久しぶりに見てしまいました。公開された時は中学生でしたが、友達と2回見に行った思い出のアニメです。確か映画館で下敷きを記念に買いました。内容は、天才プログラマーが生み出したレイバーを暴走させるコンピュータウイルスによって、都心を壊滅させるほどの大規模な犯罪が企てられるのですが、それに主人公たち特車二課が立ち向かうという、壮大な物語です。今のようにコンピュータが広く普及する以前の1980年代に作られた作品ですが、今見ても全く色あせていないことに驚きを禁じ得ません。
物語は旧約聖書のバベルの塔の一節を絡めていて、あちこちに関連するワードが散りばめられています。特に、物語の核心となるプログラムを起動したときに下記の聖書の英語版のフレーズが画面に出てくるのですが、当時の中学生は格好良すぎて震えたものです。
”Go to, let us go down, and there confound their language, that they may not understand one another's speech.(いざ我ら降り、かしこにて彼らの言葉を乱し、互いに言葉を通ずることを得ざらしめん。)”
パトレイバーの映画は三部作と呼ばれていましたが、私はこの一作目が一番好きです。根が単純だからかもしれませんが。