2018年9月14日金曜日

本郷もかねやすまでは江戸の内

仕事場のある文京区本郷は江戸時代では江戸のはずれに位置していたそうです。現在の本郷三丁目の交差点にある、かねやすというビルの所には「本郷もかねやすまでは江戸の内」という当時の川柳が掲げられています。ちょうど中山道(国道17号)に面しているので、昔の旅人はこの辺を通るときに江戸を離れる寂しさとか故郷に帰る喜びとかを感じていたかもしれません。で、巣鴨でお参りして、最初の宿場町の板橋を目指したのでしょう。


東京メトロ丸ノ内線の本郷三丁目駅のエスカレーターにも、本郷三丁目が江戸との境界であったことが示されていました。ちなみにかねやす前の交差点を渡った本郷通りの所を見送り坂というそうです。坂ってほどの傾斜はないんですけどね。昔の江戸は意外と狭かったんですね。