2018年8月1日水曜日

幻の遊園地・兎月園(とげつえん)について少し調べてみました

東武東上線成増駅から成増スキップ村商店街を通って川越街道を渡ると、兎月園(とげつえん)商店街という小さな商店街に続いています。この場所は大正時代から昭和初期にかけて兎月園という大きな庭園があった場所だそうです。どんな施設だったのか知りたくて近くの図書館に行って色々探してみたのですが、あまり資料がなくて大したことは調べられませんでした。唯一、『目で見る練馬・板橋の100年』という本に1枚だけ写真がありました(以下の写真)。右の説明によると、「兎月園は大正末期から昭和18年まで開園していた高級遊園地で、広さ1万坪、園内には料亭、日本庭園、遊興施設、運動場などを完備していた。創業者は花岡知爾(ともちか)。四季折々の催しもあり、地元の人に親しまれていた」とあります。



その後、ネット検索すると流石に色々な資料をお持ちの方も多いようで勉強になりました。当時は池袋から直通バス?が出るほどにぎわっていたそうです。また成増スキップ村商店街のシンボルは服をきたウサギさんなのですが、あれば兎月園の名残りとは驚きました。

その後、国立公文書館の板橋分館に行って昭和12年の地図をコピーさせてもらったのですが、確かに兎月園と書いてあります。当時は東京市板橋区なんですね。


今後も色々自分で調べてみて、何かわかったら順次記事としてアップしようと思います。