メイン会場は独特な風貌でお馴染みの日立シビックセンターです。日立シビックセンターはJR常磐線日立駅を降りてロータリーを抜けるとすぐの所にあります。
早めに会場についたので何気なく開会式を見ていると、ゲストランナーとして実業団の名門、三菱日立パワーシステムズ(MHPS)から松村康平選手、佐藤歩選手、エノック・オムワンバ選手が紹介されていました。(台上の赤いウィンドブレーカーを着ている三人の方がそうです。左から松村選手、佐藤選手、オムワンバ選手です。遠目ですいません。)
オムワンバ選手と言えば箱根駅伝を沸かせた名ランナーですし、松村選手と言えば日本代表として参加された2014年アジア大会での銀メダルを始め、輝かしい成績を残された選手です。私のように小さいころからの駅伝・マラソンファンには間近(遠目?)に見られて感激です。松村選手、佐藤選手はハーフマラソン、オムワンバ選手は10キロに参加されました。
10キロのコースは最初に桜並木を通った後、国道6号線日立バイパス道路と呼ばれる海沿いの道をひたすら進み、6キロ付近で折り返して日立シビックセンターまで戻ってきます。一応、事前のレースプランとしては、1キロ当たり5分弱のペースを一定に刻んで全体で50分を切ると決めていました。しかしスタート地点の桜並木の道が狭くて大渋滞に巻き込まれてしまい、自分のペースが中々つかめず最初の1キロに6分1秒かかってしまいました。正直かなり焦ったので、そこからしんどい想いをしながら追い上げて、最終的には49分18秒(ネットタイム)で何とかまとめましたが、最初からイーブンペースで行けばもう少し楽に行けたのにとちょっと反省です。ゲストランナーとして、一万メートルで28分の自己ベストを持つオムワンバ選手が一緒に参加されるとのことだったので、その豪快な走りに注目していたのですが、周りのランナーに遠慮されたようでゆっくり流して走っていました。この辺の田舎のレースだと優勝タイムでも30分は越えるので、本気を出したらえげつないことになってしまいますからね。でも折り返し点ですれ違うときにみた走りのフォームは美しかったです。
終わった後は、会場の周囲をぶらつきました。これまでは桜の開花が早かったり、遅かったり、雨だったり、と上手くタイミングが合わなかったのですが、今年は桜の見ごろと綺麗に重なりました。
毎年、さくらロードレースに合わせて開催されている日立さくらまつりには、ユネスコ無形文化遺産にも指定されている日立風流物が展示されています。この写真では閉じてしまっていますが、本番では五層のからくり舞台から人形が出てきてお芝居を演じてくれます。