心の故郷、茨城の銘菓、吉原殿中(よしわらでんちゅう)を久しぶりにいただきました。吉原殿中というのは、茨城県水戸市元石川町にある老舗のお菓子屋さん「阿さ川」の和菓子です。名前の由来は、その昔、江戸時代の終わり頃、水戸藩主徳川斉昭公の時代に御殿女中の吉原という方が考案したという逸話に基づいているそうです。モチ米を水飴ときな粉でまぶして俵状にしたお菓子でオブラートにくるまれています。グニュっとした独特の食感と、甘すぎない素朴な味が大好きです。
学生の頃は関西に住んでいたので、よく家族に送ってもらっていました。もっとメジャーになってどこでも手に入るようになってほしいのですが、茨城自体がマイナーですからね~。ということで、誰も見ていないところで勝手に宣伝してみました。
先日再び購入したところ、新しく令和の時代が始まったということで、祝・令和の熨斗紙がついていました。
もう一つ、先日茨城にいったときに井熊総本家の銘菓「水戸の梅」を買いました。これも地元の有名なお菓子です。白あんを赤い求肥(ぎゅうひ)で包み、さらに塩漬けしたシソの葉で巻いて水飴をからめた上品な甘さのお菓子です。明治23年に井熊総本家が創業当時から販売しているという歴史あるお菓子ですので、こちらも水戸方面へお越しの際はぜひ!離れて溢れる郷土愛でした。
追記
2019年9月に地元の両親から「梅ワインケーキ」なるお菓子をいただきました。茨城県水戸市見川にある亀印製菓(創業は嘉永五年!)という県民にはお馴染みのお菓子屋さんから出ています。今回初めて食べましたが、上品な甘さが珈琲によく合い、一気に全部食べてしまいました。