乗蓮寺は江戸時代には板橋宿(現在のJR板橋駅から徒歩10分くらい?)の近くにあったようで、手元にある江戸名所図会四巻(ちくま学芸文庫)の「狐雲山乗蓮寺」の項目をみると板橋宿から三町あまり離れた位置にあったと記されています。その当時は「相生杉」と「女男(めお)の松」というのが有名だったようです。現在の位置にお寺が移ったのは昭和40年以降だそうです。
大仏さまはお寺の境内の一番上にデンと鎮座ましました。昭和52年に建立されたということで、おじさんの時間感覚からすると非常に新しい大仏さまです。
どうやら近くにはかつて藤堂藩のお屋敷があったそうで、そこにあった石像なども境内に置いてありました。下の写真は文殊菩薩さまで、こちらは江戸時代の石像ですね。
乗蓮寺の近くには松月院という古刹があり、またかつてこの辺りを治めていた千葉氏の居城であった赤塚城址もあり、歴史を感じさせるスポットが沢山あります。