大相撲九州場所では熱戦が繰り広げられておりますが、元・横綱で相撲解説者だった北の富士勝昭さんが亡くなられたとのニュースにショックを受けました。北の富士さんのユーモアに富み、時に若手力士への𠮟咤激励のある解説が好きでした。同じく相撲解説者の舞の海さんとの軽妙な掛け合いも、とても楽しませていただきました。当時のNHKのテレビ放送の解説陣を思い出すと、初日や中日、千秋楽のような大事な日には、北の富士さんと舞の海さんのコンビだった印象があります。また、北の富士さんは大相撲の場所中には毎日、中日スポーツ(だったかな?)にコラムを寄稿されていて、それを読ませていただくのも楽しみの一つでした。その日の取り組みを振り返った後、いつも文章の最後には、その日の食事の様子が書かれていていました。関係者の方から送られた名産品だったり、取り寄せた逸品だったり、食材は変われども、いつもとても美味しそうで読みながら食欲がそそられました。もうそれも読めないのかと思うと残念でなりません。
大相撲と言えば、私の応援している鉄人・玉鷲関が勝ち越しました。この場所中には40歳を迎えましたが、まだまだ動きが若々しいです。彼の相撲は勝っても負けてもけれんみが無いというか清々しいです。40歳当日も見事に白星を挙げ、そのインタビューで三役復帰が目標と仰ってました。この目線の高さに感服した次第です。