タンパク質の原子構造を表示するソフトウェアを使って、都営三田線の3D路線図を自作してみました。まず緯度と経度をヤフーの地図から求めて、標高を国土地理院のウェブサイト(電子国土Web)から求め、さらに深さの情報を都営地下鉄のホームページから取得しました。その生データが以下のようになります。
緯度(北緯) 経度(東経) 標高(m) ホームの位置(地上からの深さ、m)
目黒 35.6341, 139.7159, 21.0, -18.7
白金台 35.6379,139.7260, 30.2, -27.2
白金高輪 35.64286,139.73408, 10.4, -28.7
三田 35.64826,139.74883, 3.9, -17.6 (3番線), -23.8 (4番線)
芝公園 35.65442,139.74988, 4.3, -20.6
御成門 35.6612152,139.751534, 3.1, -19.1
内幸町 35.6696720,139.755466, 3.2, -21.3
日比谷 35.6751071,139.759693, 1.6, -13.3
大手町 35.6838004,139.762677, 2.8, -12.9
神保町 35.6955014,139.758167, 3.5, -16.0
水道橋 35.7035502,139.755128, 6.7, -15.7
春日 35.7095,139.7533, 5.8, -13.4
白山 35.7213352,139.752086, 12.8, -17.9
千石 35.7279471,139.744739, 23.2, -13.3
巣鴨 35.7488024,139.719703, 25.4, -13.4
西巣鴨 35.7435177,139.728753 25.9, -13.9
新板橋 35.7337684,139.738216 28.1, -11.5
板橋区役所前 35.7513275,139.710172, 28.5, -10.8
板橋本町 35.7613356,139.705538, 26.6, -10.4
本蓮沼 35.7687638,139.702326, 22.4, -10.6
志村坂上 35.7757619,139.695427, 22.7, -11.5
志村三丁目 35.7774944,139.685910, 4.7, 7.4
蓮根 35.7841733,139.679045, 2.7, 7.8
西台 35.7870804,139.672823, 3.8, 8.7
高島平 35.7888934,139.661372, 3.2, 10.1
新高島平 35.7902909,139.654168, 3.5, 8.5
西高島平 35.7919, 139.6459, 5.2, +7.7
次に、これらの情報をProtein Data Bank(略してpdb)と呼ばれるファイルの形式に変換して表示すると以下のようになりました。青色が標高、緑色が海抜0メートル、赤色がホームの位置を示しています。
まず上から見ると、大きく弓の字形に湾曲しているのがわかります。
次に3Dの醍醐味ですが、目黒駅から西高島平方向に横から見たのが下の図です。地上では白金台から白金高輪、三田に向かって急こう配で下り坂になっています。それに合わせてホームの位置も地下深くに向けて下り勾配がついています。地下最深部は三田駅の4番線ホームで-18.9mでした。ちなみに表示の都合上、高さ方向はかなり強調して描いています。リアルに描くと横方向に比べて差が小さすぎてつまんないので。
さらに白山から西高島平に向けて高さ方向を表示したのが、下の図です。白山から志村坂上にかけて標高が高くなっており、それに合わせて地下鉄も海抜0メートルを越しています。都営三田線は志村三丁目から西高島平まで地上区間となりますが、面白いのは標高でいうと千石駅付近からほとんど変化がないことで、電車は大体同じ高さを走っているようです。
静止画にすると中々良さが伝わりにくいのですが、個人的にはグルグルと動かして眺めていたら楽しめました。自己満足の極みですね。気が向いたら他の路線もやってみようと思いました。