陸橋を越えると大きな埼玉病院が目に入ってきます。国立病院だけあって敷地が凄く広いです。
埼玉病院を過ぎると和光市立第四小学校の校庭にあるSL機関車(C1285)が見えてきます。昭和44年(1969年)に当時の国鉄から無償で供与された本物の車両だそうです。もう50年くらい経過しているのに維持管理もきちんとされていて、しかも改元に合わせて新元号記念令和号となっているのがいいですね。
SLのお次は在日アメリカ軍のアンテナ基地です。遠くに見える大きな建物が理化学研究所の脳科学研究センターです。アンテナ基地のおかげで理化学研究所の敷地は「く」の字形になっています。和光市は官の施設が多く、司法研修所(すぐ下)や税務大学校(その下)などの巨大な施設が目白押しです。都会からのアクセスも良く、用地の取得も容易だったのでしょうね。司法研修所は、私が理化学研究所で働いていた2016年頃に出来た比較的新しい施設です。税務大学校には租税資料館があって色々展示物があるのですが、私が行った時には平日の昼だったせいか他に誰も拝観者がおらず自分で部屋の電気をつけた思い出があります。
樹林公園を過ぎると両脇は集合住宅が並んでいて、それを抜けると和光市役所とサンアゼリアホールがあります。写真は手前が市役所の渡り廊下で奥がホールです。
久しぶりに和光市駅に行ったら全面改築中でブルーシートに覆われていました。2020年ころまでかけて全面的に建て替えるそうです。完成すると下の絵のようになるそうですよ。
和光市駅は東京メトロ副都心線、有楽町線の始発駅ということで駅の近くに車両基地があります。鉄道好きにはたまりませんね。
和光市駅の北側は住宅地なのであまりスポットを知らなかったのですが、先日の東京メトロのコマーシャルで女優の石原さとみさんが訪れていた新倉ふるさと民家園に立ち寄りました。ちょっと聖地巡礼です。ガイドの方の話では、江戸時代中期の農家を保存しているそうです。
子供の日が近いので、兜や五月人形などが飾られていました。五月人形でお馴染みの鐘馗さまですが、今回初めて由来を知りました。鐘馗さまは、中国の唐の時代に玄宗皇帝がマラリヤに苦しんでいるときに夢の中に現れて、自分は科挙に落ちて自死してしまったが皇帝が手厚く葬ってくれたことに感謝してやってきたと告げ、皇帝の病気を治したそうです。役人志望だったのですね、勝手に武将だと思っていました。
あとは、氷川八幡神社の脇を抜けて、東武東上線の線路わきを歩いて成増へ。全行程、休憩込みで3時間。途中道に迷って1万4千歩の旅でした。