2024年11月29日金曜日

キャンパスに未来の車が展示されていて驚いた

先日、昼食の弁当を買いに生協の購買へ行ったところ、近くの広場で自動車メーカーのホンダがコンセプトカー?のようなものを展示しておりました。何の前触れもなく突然展示していたので驚きました。学生さんが大勢群がってスマホで撮影していたので、オジサンも混じって写真を撮影してみました。完全に自動運転なのか、運転席にはゲーム機のコントローラーのようなものがあるだけでメーター各種もほとんど見当たりませんでした。

オジサンはかつてマニュアル車を愛用していたので、隔世の感があります。もう運転中に両手両足をバタバタ動かす時代では無いんですね。


黒のクルマの隣にはワンボックス?のようなクルマがありました。



2024年11月26日火曜日

山田五郎・オトナの教養講座で解説された「経度の発見」に感心した

このところ愛聴している山田五郎さんのオトナの教養講座というYouTubeチャンネルですが、最近はとりわけ「経度の発見」の歴史を解説した動画に嵌っています。この動画では、まずウィリアム・ホガースの版画、「放蕩一代記」の精神病院のシーンに描かれている、経度を求めようとするほど精神を病んでしまった人の像を話のマクラにして、どのようにして経度が決定されるに至ったのかを非常にわかりやすく説明されています。

緯度の算出は非常に古くから知られていて、学校の理科で習った通り、太陽の南中高度か北極星の角度で簡単に割り出すことができますが、経度は簡単には計算できません。動画では、幾多の偉人たちが悪戦苦闘した様子が紹介されます。まず、ガリレオガリレイが先鞭をつけ、天体観測または正確な時刻の測定によって経度が算出可能という予言をしたところからスタートして、振り子時計の発明やホイヘンスやロバートフックなどの改良の試みが紹介されます。その後、1707年に経度の誤認から生じたとされるイギリス海軍のシリー諸島沖海難事故を受けて、イギリスが経度法を制定し、経度の測定法を開発した者に対して高額な賞金をかけ、その審査のための経度委員会が設置されるところまで説明されます。この経度委員会にはニュートンやハレーと言った各学問分野の大御所が名を連ねたものの、該当者がなく開催されることなく日を経てしたのだそうです。しかし、そこへ突然ヨークシャーで大工をしていたという時計職人、ジョン・ハリソンが高精度の時計を開発したことによって初めて委員会が開催されます。その後、ジョン・ハリソンによる幾度もの改良をへて時計はサイズや精度が格段に向上する様子が丁寧に解説してくれています。その知識の豊富さとわかりやすさは、さすが時計好きの山田五郎さんだと心底感心しました。私としては、ハリソンの3号機(H-3)から4号機(H-4)の間の進歩が凄くて驚きました。時計派のハリソンは開発の途中で天体観測派から意地悪されたそうですが、そのような状況でもたった独りで、あそこまで到達できる才能というか執念は感服です。一方の天体観測派も月と他の天体の位置関係から経度を割り出す、月距法というのを開発して、賞金をハリソンに先んじて手にしたそうです。ハリソンも何とか存命の内に賞金を手にできたということで良かったです。こうして時計派と天体観測派が互いにしのぎを削ることによって、イギリスはどこよりも早く経度の測定に成功し、7つの海を制覇したという解説には、とても説得力がありました。技術ってすごいですね。

最後に、イギリスにはしばしば物事を根本から変えるようなゲームチェンジャーとなる存在が出るのだという五郎さんの指摘には大変興味を持ちました。音楽のビートルズとかコンピューターのチューリング(チューリングマシンの人ですね)を挙げられていましたが、私の専門とする分子生物学・構造生物学にもイギリス出身の偉人が沢山います。まずはDNAの二重らせんモデルを提唱したワトソンとクリック。DNAの塩基配列決定法を開発したサンガー。あとは重原子同型置換法という、蛋白質の構造決定に多大なる貢献をしたペルーツなどが代表的かと思います。最近ではAlphaFoldの開発でノーベル化学賞を受賞したハサビス博士もイギリス出身だそうです。同じような島国なんだから、日本も誰かゲームチェンジャーが出てくると良いですけどね。

色々考えさせられる素晴らしい動画でした。

2024年11月24日日曜日

「走ることについて語るときに僕の語ること」(村上春樹著、文春文庫)を読み返して

高名かつ人気作家にして、著名なアマチュアランナーとしても知られる村上春樹氏の走ることに関する自伝的な作品です。自分が小説を書き始めたきっかけや、走り始めたきっかけ、走り続けることと創作の関係、記録が伸びないことへの葛藤などが赤裸々に綴られています。走る事について、とてもストイック取り組まれている様子が語られていて、こういうのを読んでしまうと、私などはランナーと自称して良いのかさえ悩むほどです。

創作にとって最も大事なものは才能だが、それはコントロールできない。そして次に重要なものが集中力と持続力で、それらは鍛錬によって強化可能であり、その作業は日々のジョギングによる鍛錬に類似している、という箇所があり、大いに参考になります。特に著名なミステリー作家のレイモンド・チャンドラー氏が語ったとされる、「たとえ何も書くことがなかったとしても、私は一日に何時間かは必ず机の前に座って、一人で意識を集中することにしている」という件は、とても説得力があるように感じました。私もレベルはかけ離れていても原稿や論文に追いかけられているので、こういう作業の重要性は実感します。ただ、同時に実践することの難しさも痛感しているので、凄いと感心するのみです。持続的に集中し続けるのは本当に気力が必要なので、ついつい実験や他の作業に逃げてしまうんですね。結果、研究とか哲学が薄っぺらいまま進化しないんですけど。

またこの本には小説を書き始めるきっかけとして、1978年4月1日に神宮球場で行われたヤクルト対広島戦のことが綴られています。何でも広島のデイブ・ヒルトンという選手がヒットを放った瞬間に、小説を書こうと思い立ったとか。先日、この選手が亡くなった際のネットニュースで、村上春樹氏に小説を書くインスピレーションを与えた選手が亡くなった、というような紹介をされていたのを記憶しています。










第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)を観戦して

本日、仙台で行われたクイーンズ駅伝をテレビで観戦しました。この駅伝は全6区間、合計42.195kmで争われる、女子の実業団の日本一を決める大会です。今年の優勝は、JP日本郵政グループ、2位が積水化学でした。昨年は積水化学が優勝、JP日本郵政グループが2位でしたので、JP日本郵政グループが雪辱を果たした結果となりました。

前評判としては、全ての区間で日本代表選手を擁する積水化学が有力とみられ、実際のレースも1区の田浦選手、2区の山本選手が連続で区間賞を獲得し、レースの序盤を優位に進めました。しかし3区で資生堂の五島選手がトップに、JP日本郵政グループの廣中選手が2位に上がり、積水化学が3位に下がります。すると、次の4区でJP日本郵政グループのカロライン選手がトップに上がり、積水化学の楠選手も2位にあがり、5区はJP日本郵政グループがトップ、積水化学が僅差の2位という状態が続き、最後の6区では一瞬積水化学の森選手がトップに立つのですが、JP日本郵政グループの太田選手が意地で首位を奪い返し、そのままゴールとなりました。

駅伝日本一を決める大会だけあって、高校駅伝や大学駅伝、日本選手権やオリンピックと様々な大会で名を馳せた選手が多数出場していて、大変見ごたえがありました。男女問わず、学生の時から見ている選手が社会人でも活躍していたりすると、年月を感じて感慨深いものがあります。

おらが故郷の日立は24チームの中で18位と少し残念な結果となってしまいましたが、地元の代表としてずっと応援しております。是非、今後も頑張ってほしいです。何人かの選手は来年1月の勝田マラソンには10キロの部で走ってくださると思うので、参加者の一人として、その雄姿を見たいと思います。

結果(総合順位)
1位:JP日本郵政グループ 2時間13分54秒
2位:積水化学 2時間14分21秒
3位:しまむら 2時間15分26秒
4位:パナソニック 2時間15分40秒
5位:エディオン 2時間15分50秒
6位:岩谷産業 2時間16分55秒
7位:第一生命グループ 2時間16分57秒
8位:資生堂 2時間17分00秒

結果(区間賞)
1区(7.0km):田浦英理歌選手(積水化学)21分46秒
2区(4.2km):山本有真選手(積水化学)12分56秒・区間新
3区(10.6km):五島莉乃選手(資生堂)33分17秒
4区(3.6km):H.エカラレ選手(豊田自動織機)10分59秒
5区(10.0km):細田あい選手(エディオン)32分29秒
6区(6.795km):太田琴菜選手(JP日本郵政グループ)21分02秒

2024年11月21日木曜日

三色彩道がようやく紅葉(日々の雑感)

大阪もめっきり秋が深まってまいりました。通勤時にみる三色彩道にあるモミジバフウも見事に色づいております。(見事に見えなかったら写真を撮る腕の問題です。すいません。)今年を振り返れば6月以降はひたすら暑かった思い出しかありません。折角、四季のある日本なのですから、この後はちゃんと寒くなってもらいたいものです。雪も少しは降って欲しいですね。


大相撲九州場所では熱戦が繰り広げられておりますが、元・横綱で相撲解説者だった北の富士勝昭さんが亡くなられたとのニュースにショックを受けました。北の富士さんのユーモアに富み、時に若手力士への𠮟咤激励のある解説が好きでした。同じく相撲解説者の舞の海さんとの軽妙な掛け合いも、とても楽しませていただきました。当時のNHKのテレビ放送の解説陣を思い出すと、初日や中日、千秋楽のような大事な日には、北の富士さんと舞の海さんのコンビだった印象があります。また、北の富士さんは大相撲の場所中には毎日、中日スポーツ(だったかな?)にコラムを寄稿されていて、それを読ませていただくのも楽しみの一つでした。その日の取り組みを振り返った後、いつも文章の最後には、その日の食事の様子が書かれていていました。関係者の方から送られた名産品だったり、取り寄せた逸品だったり、食材は変われども、いつもとても美味しそうで読みながら食欲がそそられました。もうそれも読めないのかと思うと残念でなりません。

大相撲と言えば、私の応援している鉄人・玉鷲関が勝ち越しました。この場所中には40歳を迎えましたが、まだまだ動きが若々しいです。彼の相撲は勝っても負けてもけれんみが無いというか清々しいです。40歳当日も見事に白星を挙げ、そのインタビューで三役復帰が目標と仰ってました。この目線の高さに感服した次第です。

2024年11月19日火曜日

コーヒーが値上がりしていて驚いた

先日、近所のイオンに買い物に行った際にコーヒーの値段が上がっていることに気づき驚きました。ネットで調べてみると、ベトナムやブラジルの天候不順やら円安やら色々な原因が出ておりましたが、何でもすぐに値上がりする世知辛い世の中ですね。私は仕事を始める前に、UCCの「職人の珈琲」を1杯入れるのが日課になっております。UCCの商品にはUCCコーヒークーポンというポイントが付いていて、これを集めると様々な商品と交換してもらえます。「職人の珈琲」は1セットで10ポイントですが、これが250ポイント貯まったので、先日GOLD SPECIAL PREMIUMというコーヒーの粉と変えてもらいました。異常気象がこのまま続くと、コーヒーが益々贅沢品になってしまいそうですが、息長く楽しめるようにコツコツ対策しております。


下の写真が、いつもお世話になっているUCCの「職人の珈琲」です。16袋入っています。1日1杯と決めているのですが、ついつい2杯飲んでしまう日もあり、消費が激しいです。

袋の後ろには10ポイントの表示があります。これを切り取って保存します。

切り取ると下のようなペラペラのセロハンになります。これを無くさないように大事に取っておきます。ポイントが貯まってきたら、UCCのサイトから貼り付ける台紙をプリントして、セロハンテープで貼っていきます。研究者生活で培ったコツコツ頑張る能力が発揮されます。


250ポイント収集という修行を経て、下の写真のコーヒー粉をいただきました。そしてこの袋にも10ポイントついています。


2024年11月15日金曜日

幕張メッセとZOZOマリンスタジアム

今年の始めになりますが、出張で幕張メッセに行きました。土地勘も無いのに、ろくに下調べせずに電車に乗った結果、誤ってJR総武線の幕張駅で降りてしまいました。慌てて駅員さんに伺ったところ、幕張メッセはJR京葉線の海浜幕張駅が最寄り駅で、幕張駅からそこまではバスが出ていると教えていただいたので無駄な出費をした挙句に何とか辿り着きました。三日間の学会だったのですが、夜は自由時間が多かったので、近くの海浜大通り沿いを毎晩5キロくらいジョギングしておりました。幕張メッセのすぐそばにはZOZOマリンスタジアムがあって、ライトアップしていて綺麗でした。また隣には高円宮記念JFA夢フィールドというサッカーの日本代表も練習で使うような立派な施設があって、夜も煌々と灯がついていたので走り易かったです。




2024年11月13日水曜日

年の瀬が近づいてきました(M-1グランプリと大相撲九州場所)

ネットニュースにM-1グランプリの話題が出るようになってきて、2024年も年の瀬が近づいてきたと感じています。昨日くらいからYouTubeのおすすめの動画でM-1グランプリ3回戦の様子が出てきました。誘惑に負けて、ついつい書き物をしながら見てしまい、BGMにならずに熱中してしまいます。昨日見た、ヤーレンズの3回戦のネタ(歯医者さん)がすごく面白かったです。昨年の決勝でみた2本のネタ(アパートの大家さんとラーメン屋さん)は今も鮮明に覚えているほど、衝撃を受けました。今年も楽しいネタを沢山見せてほしいです。

また大相撲九州場所も始まっています。「一年納めの九州場所」と良く言われます。今年は尊富士関や大の里関といった入門して間もない若者が大活躍した年ですが、その締めくくりとして今場所はどんな場所になるでしょうか。私の故郷、茨城県出身の武将山関、高安関には頑張ってほしいです。あと、初土俵以来の連続出場記録を更新し続けている鉄人・玉鷲関にも怪我無く頑張ってほしいです。そして何といっても故郷の茨城県にある二所ノ関部屋のホープであり新大関、大の里関の一層の活躍を祈りながらみております。

下は、1年くらい前に茨城県稲敷郡阿見町にある、二所ノ関部屋を遠目に見に行った時に撮った写真です。

2024年11月9日土曜日

阪大近くの三色彩道

今年は10月になっても暑い日が続いて、もう冬は来ないのではないかと思ったりもしましたが、11月になってやっと秋らしくなってきました。阪急北千里駅から阪大の吹田キャンパスに向かう途中に、三色彩道(さんしきさいどう)と名付けられたモミジバフウの並木道があります。この道は、この季節は紅葉でとても綺麗で、それを目当てに沢山の人達がカメラを片手に群がるのが毎年の光景となっています。今年は下記の写真のように、未だ見頃まで時間がかかりそうですが、カメラを持った人たちが少しずつ集まってきました。11月も中旬近くなりましたが、秋らしい光景が見られるようになって少しホッとしています。



2024年11月5日火曜日

2024年11月~2025年2月までのマラソンと駅伝の日程

冬と言えば駅伝やマラソンのハイシーズンです。この時期は、レースが目白押しで毎週どこかで何かのレースが開催されており、うっかりしていると気づかずに見逃してしまいます。今年はそのようなことの無いように、この後2024年11月から来年1月までの主要なマラソンと駅伝の日程を書いておこうと思います。100%、自分用です。駅伝・マラソン愛好家としては、1つ残らず見届けようと思います。


2024年

11月10日 東日本女子駅伝

東日本の都道府県対抗で行われる女子の駅伝大会。今年で最後となるフジテレビ系列で放送予定だが、残念ながら関西のテレビではやらない…。

11月24日 クイーンズ駅伝

女子実業団の日本一を決める大会。福岡で開催。10月に行われたプリンセス駅伝は、この大会の予選会。

12月1日 福岡国際マラソン、防府読売マラソン

どちらも歴史のあるマラソン大会。特に福岡国際マラソンは、かつて世界一決定戦とも呼ばれた格調高い大会。福岡国際マラソンはリアルタイムでテレビ放送あり、防府読売マラソンは録画の放送があり。

12月15日 全国中学駅伝

毎年、BSで放送あり。クロスカントリーのコースで行われる。先に女子の部が行われ、次に男子の部が行われる。

12月22日 全国高校駅伝

毎年、NHKで放送される、高校生の全国大会。午前が女子の部で距離はハーフマラソン(21.0975km)。午後が男子の部で、距離はフルマラソン(42.195km)。京都の西京極総合運動公園~京都国際会館をコースとしている。京都は学生時代の6年間を過ごした思い出の地で、良く知っている道がコースになっているので沿道の景色を見るのも個人的な楽しみ。

12月30日 富士山女子駅伝

正式名称は2024全日本大学女子選抜駅伝競走。文字通り、富士山の裾野を走る女子大学駅伝の2大タイトルの1つ。もう一つが10月に仙台で行われる全日本女子大学駅伝。ここ数年は愛知の名城大学が圧倒的な強さを誇っていたが、立命館大学が久しぶりに全日本のタイトルを奪還。この大会も勝って、2冠を達成するか、それとも名城大学が首位を死守するのか。あるいはシルバーコレクターと呼ばれてしまっている大東文化大学が、ついに栄光を掴むのか、が個人的な見どころ。


2025年

1月1日 ニューイヤー駅伝

元日の風物詩であり、男子実業団の駅伝日本一を決める伝統の大会。各地区予選を勝ち上がった実業団が上州、群馬に集結し、真剣勝負を繰り広げる。オリンピック選手をはじめ、箱根駅伝や全国高校駅伝を沸かせた選手たちが随所に登場し、長年の駅伝ファンである私は大興奮の大会です。昨年の優勝者であるトヨタ自動車が連覇するのか、それともあと一歩で優勝を逃したホンダが雪辱を果たすのか、それとも最多優勝回数を誇る九州の名門、旭化成が勝つのか注目です。

1月2~3日 箱根駅伝

言わずと知れたお正月の風物詩。正式名称は東京箱根間往復大学駅伝競走であり、東京の大手町から箱根の芦ノ湖までを片道5区間、往復で10区間に分けて、10人の走者が1本のタスキをつなぐレースです。主催は関東学生陸上競技連盟であり、連盟に加盟している大学の本来はローカルな大会でしたが、各種宣伝が功を奏して、すっかり全国区の大会になりました。私が見始めたのは、40年以上前の順天堂大学の4連覇のころで、それから毎年欠かさず、食い入るように見ています。事前にはネットでの情報収集はもちろんの事、書店などに並んでいる箱根駅伝特集号をみて、選手の名前や出身、記録の変遷などをインプットして臨みます。今年のみどころは、何といっても國學院大學の駅伝3冠なるか、それとも駒澤大学や青山学院大学が意地の優勝を果たすのか、というところでしょうか。近年、高速化の著しい大学駅伝で、どんな記録が生まれるのか楽しみです。

1月12日 全国都道府県対抗女子駅伝

毎年、京都で行われる都道府県対抗の女子の全国大会です。各県から選抜された中学生、高校生、大学生、社会人が走ります。NHKが放送してくれます。

1月21日 全国都道府県対抗男子駅伝

女子の都道府県対抗駅伝の次の週には男子の大会があります。これは広島で行われます。こちらも各県から選抜された中学生、高校生、大学生、社会人が走ります。これもNHKが放送してくれます。

1月26日 大阪国際女子マラソン

名前通り、大阪で行われる女子のマラソン大会です。海外から一流のランナーを招待し、国内でもトップレベルの選手が出場する大会です。大体、いつも勝田全国マラソンと日程が被るので録画で見ています。

2月2日 別府大分毎日マラソン、丸亀国際ハーフマラソン

どちらも国内の男子のトップレベルの選手が参加する大会です。海外から参加する選手のレベルも高いです。別府大分毎日マラソンは箱根駅伝を終えた大学生が挑戦することも多く、新戦力の台頭が期待される大会です。

また、丸亀国際ハーフマラソンでは、優勝者のタイムが例年1時間を切るなど、日本記録(1時間ジャスト)よりもレベルが高いです。海外選手や実業団のトップ選手に加えて、スピード自慢の大学生も多数参加する面白い大会です。

2024年11月3日日曜日

第56回全日本大学駅伝を観戦して

今年も楽しみにしていた、全日本大学駅伝をテレビ観戦しました。この駅伝は、愛知県の熱田神宮から三重県の伊勢神宮までの全長106.8kmを8区間に分けて、昨年のシード校8校+全国の地区予選を勝ち上がった17校+2チームの学連選抜(日本学連選抜、東海学連選抜)の合計27チームが競うレースです。男子の学生駅伝としては、先月の出雲駅伝、正月の箱根駅伝と並ぶ学生3大駅伝の一つに数えられています。

今年の男子大学駅伝では、駒澤大学、青山学院大学、國學院大學が3強と呼ばれています。先月の出雲駅伝は國學院大學が優勝し、勢いに乗っています。しかし全日本大学駅伝は、駒澤大学が昨年まで4連覇を達成するなど、最も得意としています。また今年は3冠達成を目指していた青山学院大学も出雲駅伝からの巻き返しが期待されました。

レース序盤は、青山学院大学が2区と4区で区間賞を獲得するなど優位に立ってレースを進めました。しかし中盤の5区と6区で國學院大學が連続で区間賞を獲得して、青山学院大学を猛追し、最終8区で一騎打ちに持ち込み、最後は逆転で優勝しました。驚いたのは駒澤大学で、序盤の2区では残念ながら16位まで順位を落としましたが、3区以降から徐々に追い上げ、終盤の7区と8区で連続区間賞を獲得し、最後は青山学院大学もかわして2位でゴールしました。青山学院大学は先行逃げ切りのオーダーが途中まで嵌りましたが、他校を諦めさせるくらい離すことができず、徐々に貯金を吐き出す苦しい展開になってしまい3位でした。

大会のMVPは、脇腹の差し込みで痛そうにしながらも、6区の区間新記録を樹立し、青山学院大学の追い上げに貢献した、國學院大學の山本歩夢選手でした。個人的には、2区の鶴川選手が出雲に続く区間賞獲得や、4区の黒田選手の区間新記録樹立、7区の太田選手と平林選手の一騎打ちと篠原選手の意地の区間賞獲得、最後の8区の山川選手の2分差をひっくり返した脅威の追い上げなど、見所満載のレースでした。

これで國學院大學は3冠達成に向けて箱根駅伝を残すのみとなりました。悲願の3冠達成なるでしょうか。しかし箱根駅伝は青山学院大学が圧倒的に得意とする駅伝です。駒澤大学もチームの大黒柱ながら怪我で出雲駅伝と全日本大学駅伝を欠場していた佐藤選手が復帰予定です。他にも創価大学、城西大学、早稲田大学は出雲、全日本の両方でシード権を獲得するなど、安定した実力があります。(面白いことに出雲駅伝と全日本駅伝では1~6位まで同じ順番でした。)今年の駅伝シーズンも、最後までワクワクが止まりません。


結果のメモ

1位:國學院大學 5時間09分56秒

2位:駒澤大学 5時間10分24秒

3位:青山学院大学 5時間10分41秒

4位:創価大学 5時間13分17秒

5位:早稲田大学 5時間14分24秒

6位:城西大学 5時間14分47秒

7位:立教大学 5時間16分21秒

8位:帝京大学 5時間16分24秒


区間賞

1区(9.5km):平島龍斗選手、日本体育大学

2区(11.1km):鶴川正也選手、青山学院大学

3区(11.9km):ヴィクターキムタイ選手、城西大学

4区(11.8km):黒田朝日選手、青山学院大学

5区(12.4km):野中恒亨選手、國學院大學

6区(12.8km):山川歩夢選手、國學院大學

7区(17.6km):篠原倖太朗選手、駒澤大学

8区(19.7km):山川拓馬選手、駒澤大学

2024年11月2日土曜日

第9回 水戸黄門漫遊マラソンに参加して(7回目のフルマラソン完走!)

10月27日の日曜日に私の故郷、茨城県水戸市で行われた第9回・水戸黄門漫遊マラソンに参加してきました。これが7回目のフルマラソンで、水戸黄門漫遊マラソンは昨年に続き、3回目の挑戦です。前日の土曜日は昼まで研究室のセミナーがあったので、そこから大急ぎで新幹線に乗って帰郷しました。道中、新大阪駅で図らずもドクターイエローに遭遇しました。良い事ありそうです。


夜にひたちなか市に到着して、実家で一泊し、次の日は朝7時過ぎの電車でJR水戸駅に向かいました。スタートの2時間前でしたが、駅のホームはランナーで溢れかえっていました。水戸駅の西口を出ると、水戸市立三の丸小学校に向かい、そこで着替えとトイレを済ませると、あっという間に集合時間になってしまったのでスタートラインに整列です。私のようなヘタレランナーは万年Eブロックとして最後尾に並ぶので、はっきり言ってスタートラインは全く見えません。スタートの号砲が鳴ってからも、スタートラインに到達するのに今年は5分かかりました。これでも短い方だと思います。実は、昨年のこのレースで後半ずっと歩いてしまい、ゴールが制限時間(6時間)ギリギリになってしまいました。そこで今年のレースプランは、下記の三段階で設定しました。

第1段階:25キロまで、ややゆっくり走って、そこからは歩いたり走ったりを繰り返す、

第2段階:もし第1段階が到達出来たら、27キロの水戸市河和田町の50号バイパスまで走って、そこから歩いたり走ったりを繰り返す

第3段階:もし第2段階も到達出来たら、30キロの水戸市見川町まで走って、そこから歩いたり走ったりを繰り返す

結果としては、1キロ6分30秒弱のヘタレペースで入ったおかげか、上記の3段階の想定を越えて足が35キロまでは何とか持ちました。途中、6キロ付近(茨城県庁付近)でNHKのランスマ倶楽部の番組企画で還暦フルマラソンに挑戦されていた増田明美さんをお見掛けしました。テレビのクルーに囲まれながらも周りのランナーの方々と声を掛け合っていました。

またゲストで参加されているインフルエンサーのお姉さん達にも何度か抜きつ抜かれつしました。彼女たちは周囲のランナーやエイドの方々に色々声掛けをされていましたが、それだけ余分に動いているにもかかわらず、皆さん健脚で最後の38キロ付近ではついに置いて行かれました。下の写真は梅香トンネルの直前に置いてあった、巨大みとちゃんテントです。40キロ付近の梅香トンネルでは会場整備の高校生やチアリーディング部の人達が応援してくれて、オジサンはとても感動しまして、一瞬ですが滅茶苦茶パワーが出ました(39~40キロだけ1キロ6分10秒で走破)。最後は、自動車でも上るのが困難な水戸市気象台の急坂を歩いて登り、そこからはほとんど歩いて何とかゴール。ネットタイム(スタートラインをまたいでから、ゴールラインをまたぐまでの時間)は4時間59分32秒とギリギリ5時間切りでした。


ゴールの旧県庁では、印籠メダルをかけていただき、ヤクルトやうまい棒、塩まんじゅうなど色々いただきました。一番うれしかったのは、レッドブルを1本タダでいただけたことでした。その後、旧県庁の前で着替えたりしていると、ランスマ俱楽部の撮影スタッフや増田明美さん、井上咲楽さんが建物を出入りされていました。どうやらここを撮影の控室に使われていたようです。


これで7回目のフルマラソンも何とか完走できました。私は全然速くないのですが、マラソンは楽しいです。レースの途中で、自分の体調や残りの体力、足の筋力、周囲の天候などを考えながら自分をマネジメントするのが醍醐味だと思っています。


今回のオジサンの平凡な記録は下記のような感じでした。やはり25キロを過ぎると、徐々に動かなくなっていくのが良くわかります。本当は、もっと練習しないといけないのですが、裁量労働と言う名の悪制によって…、いや、言い訳はダメですね。次に向かって精進します。

距離42.195 km
タイム(グロス)5:05:12
タイム(ネット)4:59:32
タイムリスト
計測ポイントスプリットラップ
Start00:05:40
5km00:39:150:33:35
10km01:11:110:31:56
15km01:43:020:31:51
20km02:15:510:32:49
中間02:23:14
25km02:48:420:32:51
30km03:22:480:34:06
35km04:02:400:39:52
40km04:45:310:42:51
Finish05:05:120:19:41


最後に今年のTシャツは下のような感じです。個人的にはカッコイイと思っています。背中側(下の写真)の中心部分に描かれている細長い建物は千波湖からみた水戸市芸術館のタワーだそうです。