2025年4月28日月曜日

ゲームセンターCXのミニコーナーの備忘録

CSフジテレビONEの番組、ゲームセンターCXが好きで、放送開始からずっと見ています。以前も書いたのですが(こちらをご覧ください)、この番組ではよゐこの有野晋哉さんが毎回1本のレトロゲームに挑戦するのがメインとなっております。また、その本編以外にも街ブラ企画である「たまに行くならこんなゲームセンター」(通称たまゲー)や10回程度のミニコーナーがあります。

ミニコーナーは、ファミコン漫画や基盤のゲームなどに焦点を当てた結構マニアックな企画が多くて、好きです。そんな折、番組でこれまでのミニコーナーを振り返る企画があったので、それに便乗して備忘録をまとめてみました。


これまでのミニコーナー

1. 有野の!もしもし大作戦

2. ウラワザジェットストリーム

3. ハードのエースが出てこない

4. ロマンティックが止まらない

5. ゲーム&ウォッチ ほっとけないよ

6. 帰ってきた!!もしもし大作戦

7. ゼビウス観察日記

8. ファミコンまんが喫茶店

9. 勝手にうたいやがれ

10. 人生で大切なことは全てゲーム攻略本で教わった

11. もったいないカラー

12. 衝撃映像MAX

13. キャッチコピーをつかまえて…。

14. レト朗読

15. プロジェクトCX

16. ファミコン人間国宝ありの

17. バーコードギャンブラー

18. ファミコンスナイパー

19. 振り返れば奴がいた

20. FAMICOM BOX10分で十分

21. ゲームセンターMSX

22. DJモンスター

23. 有野課長のボーナス査定

24. 渋谷に訊け

25. クイズファミオネア

26. 仁義なき2Pプレイ

27. 学べるゲーム講座

28. 基盤屋珈琲店

29. 密着!ファミコン鑑定士 

30. GOOD BYE 白黒男

31. うどんが茹であがるまで

32. 占いゲームの館

33. 木曜オープニングだけ劇場

34. 月が綺麗でアイラブユー

35. Bar ドリームマッチング

36. ミニコーにゃー

37. KACHO X FAMILY

38. キケンな安全地帯

39. つりざんまい

40. ミニコーナー

41. CHOCO GAME

2025年4月27日日曜日

チョコレートが値上げされて悲しいです

ゴールデンウイークが始まりましたが、年度初めの仕事ラッシュの疲れが出て、今日は一日ぐったりしておりました。大学は年度できっちり区切られているので、様々な書類を4月の内に提出しなければならず、毎年この時期は大忙しです。それに加えて、今年は共同研究者の方の論文のお手伝いや、学生さんの実験のサポートなどもあったのでてんてこ舞いでした。

甘いものが大好きなので、仕事の合間にチョコレートをつまむことが多いのですが、昨今の値上げで控え気味です。冷蔵庫の中のストックが少なくなってきたので補充したいのですが、徐々に数が減っております。




2025年4月20日日曜日

吾妻ひでお著「失踪日記」(イートン・プレス)を読み返して元気をもらう

日曜から月曜にかけては「働きたくない病」が出て、自分の中でイヤイヤしてしまうのですが、そんな時は吾妻ひでお著「失踪日記」を読んで元気をもらっています。

著者の吾妻ひでお先生は、週刊少年チャンピオンなどで活躍された漫画家で、SFやナンセンスギャグ、〇リコン漫画などのジャンルの作品を出された方です。私が子供の時分には「ななこSOS」というアニメがテレビでやっていました。

この「失踪日記」では、そんな売れっ子漫画家だった吾妻先生が徐々に精神的に行き詰って、スタジオから失踪してホームレスになったり、一度自宅に戻った後、再び失踪して配管工になったり、アルコール依存症になって入院したりと苦労する様子が赤裸々に描かれています。私が凄いと感じる点は、それらの人生の修羅場が冷静かつコミカルにまとめられていて、面白い漫画作品として成立しているところです。作中ではアルコール依存症から幻覚や鬱にも悩まされたとあるのですが、漫画の中の視点がとてもニュートラルのため読者も第三者としてすんなり状況に入っていけます。また、配管工時代やアルコール依存症の入院時代には個性的でアクの強い人物が沢山出てきてリアリティーがあり、非常に興味深いです。

つらくなって現実から逃げだしても、このくらい自我が保てているのはクリエイターとして凄い能力だと思いました。




2025年4月19日土曜日

松本清張著、「腹中の敵」に隔世の感を覚える

同じ作品でも時代を経ると受け手の印象は変わるものだと思いますが、松本清張の短編小説「腹中の敵」を最近読み返して、改めて昭和と今では感覚がまるで違うと思いました。

この小説の主人公は、織田信長の家臣だった丹羽長秀です。丹羽家は旧くは斯波氏に遣えた名門の出で、織田家臣団の中でも家格が高く、長秀も実力・地位で柴田勝家と双璧をなします。一方、木下藤吉郎(豊臣秀吉)は織田家臣団の最下層から身を起こし、次々と手柄を立てることで物凄い勢いで出世の階段を駆け上がります。そんな藤吉郎を柴田勝家や滝川一益といった他の家臣団のメンバーは良く思わないのですが、長秀だけは寛容な気持ちで受容し、藤吉郎も長秀に敬意を払います。やがて織田軍団の勢力は全国統一に向けて戦線を拡大していきます。そんな最中に信長が本能寺で明智光秀に突然討たれます。藤吉郎は中国地方に遠征していましたが、有名な中国大返しで近畿に戻り光秀を討ちますが、長秀も藤吉郎の軍勢に加わり戦を助けます。その後の信長の後継者を決める清州評定でも長秀は藤吉郎を支持し、実質後継者になることを了承します。こうして常に長秀は藤吉郎をサポートしますが、内心は自分の方が名門の出で先輩であるという自尊心と、後輩の期待に応えたいという見栄の間で葛藤します。最後は積聚(しゃくじゅ)という不治の病で命が長くないことを悟り、自ら腹を割くのですが、腹の中から血まみれの異形な尖り曲がった一物(寄生虫?がん?)が出てきます。長秀はそれを秀吉に見立てて思う存分切り裂いて命が果てて物語が終了します。

小説のメッセージは要するに、勢いのある後輩に追い抜かれてその部下になるのが嫌だった、ということだと感じたのですが、そこにとても昭和を感じてしまいました。昨今のご時世では、この小説が前提としている終身雇用・年功序列という夢のようなシステムは完全に崩壊し、頼りになるはずの大組織も簡単に崩壊する世の中になっております。そのような状況では、小説で描かれている長秀の「伸びそうな後輩に早くから目をかけておいて、後々そいつの引きで安泰に暮らす」というスタイルは大成功と言える気がします。

私から見ると、一世代上の人達が持ち家・自家用車・4人家族を当たり前のように手にしながら、人生の不満を言っているシーンを目の当たりにするような羨望と嫌悪を感じてしまいました。



2025年4月12日土曜日

日本陸上選手権1万メートルが面白かった

今日は、第109回日本陸上競技選手権大会・10000m決勝が熊本県のえがお健康スタジアムで開催され、NHK BSで生中継されていたのでテレビにかじりついてみていました。今回のレースは、9月に東京で開かれる2025世界陸上競技選手権大会、および来月韓国で開かれる2025アジア陸上競技選手権大会の日本代表選考会も兼ねた重要なレースとなりました。​

男子10000mでは、前回大会覇者の葛西潤選手(旭化成)、この種目の日本記録保持者の塩尻和也選手(富士通)など歴代トップ5の記録保持者のうち4名が参加して、熾烈な争いが繰り広げられました。​とても残念なことに天候は雨。途中で足を滑らせる選手も出るような過酷なコンディションでしたが、レースは序盤からハイペースで展開し、集団が徐々に絞られていく中、中盤からトヨタ自動車の吉居大和選手が果敢にペースメーカーの前に出てレースを牽引します。そこに葛西選手とトヨタ自動車の鈴木芽吹選手が吉居選手を追い上げて3人で集団を形成し、終盤には葛西選手と鈴木選手の一騎打ちとなりました。​ラスト1キロで鈴木選手がスパートをかけ、葛西選手を振り切って見事、初優勝を果たしました。

一方の女子10000mでは、ケガでパリ五輪に出られなかった日本のエース廣中璃梨佳選手(JP日本郵政G)の復帰初戦でした。ペースメーカーが早いペースで引っ張る中、廣中選手とエディオンの矢田みくに選手が序盤から積極的にペースメーカーに食らい付き、他の選手を大きく引き離してレースを展開します。​中盤以降もペースを落とさず、2人の一騎打ちが展開され、最終盤に廣中選手が切れ味鋭いラストスパートで矢田選手を振り切って、見事2年ぶり4回目の優勝を飾りました。​2位は自己ベストを大きく更新した矢田選手でした。

今回の日本選手権10000mは、東京2025世界陸上の代表選考を兼ねた重要なレースであり、男子も女子も白熱したレースで見ごたえ充分でした。惜しむらくは天気がもう少し良ければ…と思いましたが、陸上好きオジサンは大満足でした。

マッシュル -MASHLE- 神覚者候補選抜試験編が面白かった

最近、CSでマッシュルのアニメ第二期である、「マッシュル -MASHLE- 神覚者候補選抜試験編」をまとめて見ました。オープニング主題歌であるCreepy NutsのBling-Bang-Bang-Bornが去年話題になっていたので良く聞いていましたが、アニメの内容は知りませんでした。

アニメ第二期は、第一期の終わりの「七魔牙(マギア・ルプス)編」から連続していて、主人公のマッシュがアドラ寮祝勝パーティーを開く所から神覚者候補選抜試験の最終試験、宿敵イノセント・ゼロとの最初の戦い+αまで含まれていました。第二期はバトル満載で、主人公たちは強敵との戦いの連続でしたが、少年漫画らしい展開で安心して見ていられました。一つ一つのバトルもテンポが良く、毎日仕事終わりに見ていたのですが、見ると疲れた気分がスッキリしました。

主人公のマッシュは、無類のシュークリーム好きで、美味しそうに頬張るシーンが何度も出てきます。私も見ているうちに無性に食べたくなって、ついつい仕事のおやつに買ってしまいました。



2025年4月6日日曜日

スカイツリーと富士山、常磐線の密かな楽しみ

最近、常磐線の特急に乗っているときに、千葉県松戸市から東京都葛飾区の辺り??で東京スカイツリーと富士山が同時に見えるスポットがあることに気づきました。スカイツリーは近い距離を通過するので当然なのですが、それと同時に富士山までみえたので驚きました。見える時間は一瞬だったので、写真を撮ることができませんでした。
今回の帰省では残念ながら往復共に雲が多く、富士山が見えませんでした。しかし常磐線に乗るたびに密かな楽しみにしております。

下記は昨日の新幹線から見た富士山です。(関係なくてすいません。)
それで下記が常磐線から見たスカイツリーです。



第25回日立さくらロードレースに参加しました

今日は故郷、茨城県に戻って第25回日立さくらロードレースの5キロの部に参加しました。前日までの天気予報では雨が降る可能性が高かったのですが、当日は何とか天気が保って良かったです。桜は八分咲きでした。

日立さくらロードレースは、ハーフマラソンの部や10キロの部、親子ランなど様々な種目がありますが、5キロの部は最も遅い11時30分スタートでした。このためレースの前にJR日立駅周辺の桜並木を散策しました。さくらロードレースに合わせて、日立さくらまつりも開催されており、日立名物でユネスコの無形文化遺産にも登録されている日立風流物(ひたちふりゅうもの)が展示されていました。これは山車と人形芝居が合わさったもので、源平盛衰記や太閤記などの人形劇が演じられます。


その間にも小学校・高学年の部や親子ランなどのレースが次々とスタートして行きました。日立さくらロードレースは、ここ数年、三菱重工陸上部の選手がゲストとして大会を盛り上げてくれています。今年はエノックオムワンバコーチや井上大仁選手、山下一貴選手が参加してくれました。ちょうどスタート地点で見ていた親子ランのスターターが山下選手でした。山下選手は世界選手権のマラソンに日本代表で参加するような一流選手ですが、とてもフレンドリーで、気さくに手を振ってもらえたり写真を撮らせていただいて、とても嬉しかったです。(肖像権?でここには載せませんが…)

5キロのレースはJR日立駅を中心に、山側から海側にかけてグルっと半円を描いて往復するようなコースで、太平洋の上に張り出した道路を走るのが特徴です。高低差としては、前半が山側から海側に向かって下り、後半が海側から山側に向かって登りになっています。今日の私のレースは、ボチボチという感じで、5キロでネットタイムが実測値で24分44秒でした。目標は24分前半ということで、もう少し早く走りたかったのですが、最初の1キロに5分20秒くらいかかってしまい、以降はそれを挽回できませんでした。後半の海の上が向かい風が強く、思うようにスピードを上げられませんでした。

これから暑くなるので、しばらくレースはお休みです。本当はこの間に鍛えておきたいのですが、ついつい怠けてしまいそうです。

2025年4月5日土曜日

松本清張著、「空白の意匠」が心に沁みます

ここしばらくは、某テレビ局のCM差し止めが続いていますが、それに関わる営業の方々はきっとご苦労されていると推測しております。その心情の一端でも感じることができる短編小説が松本清張の「空白の意匠」です。

この小説は、地方で発行部数十万部に満たない小新聞を発行しているQ新聞社、広告代理店である弘進社、広告主である和同製薬の三社を舞台にした社会派小説です。主人公はQ新聞社の広告部長である植木欣作です。Q新聞は収入の大半を弘進社が回してくれる広告収入に依存しており、中でも和同製薬は大広告主です。ある日、Q新聞は和同製薬の主力商品であるランキロンという強壮剤がもとで中毒死が生じたという記事を商品名を明記して報じてしまいます。しかもランキロンの広告の上に二段で記事を配置するという間の悪さです。これに弘進社も和同製薬も激怒し、植木は肝を潰します。慌てて弘進社にとりなすも、郷土新聞課長の名倉には会ってもらえず、若い副課長の中田には散々嫌味や罵倒を浴びせられます。植木はなんとか事態を好転させようとQ新聞の編集部や専務に掛け合ったり、東京の弘進社に出向いたり、和同製薬へお詫びに伺ったりしますが、一向に状況は改善しません。さらに中毒死自体がランキロンが原因ではないことがわかり、全面的な訂正を求められます。植木は屈辱に耐えながらも唯々諾々と彼らの意向に従いますが、最終的な着地点が少しも見えてこず不安な日々を過ごします。

そんな折、事態収束の鍵を握る、弘進社の郷土新聞課長の名倉がQ新聞社を訪れます。植木は専務らと共に社を挙げて名倉を接待し、名倉も終始上機嫌で応じます。そのまま接待は終わり、列車で帰路につく名倉をQ新聞社一同が安堵しながら送り出そうとした刹那、名倉は専務を呼び、それまでの上機嫌とは一変させてこう言います。

「あたしもね、せっかく、ここに来たんですから、今度の厄介な問題については、和同製薬さんに何かオミヤゲを持って帰らねばなりませんでな。これはわかっていただけるでしょうね。」

専務はその意味を了承し、植木はその日のうちに辞表を書かされて物語が終わります。


何度読み返しても最後の1ページは心が震えます。松本清張のラストシーンの切れ味の良さは絶品です。途中、植木が忍従を強いられる場面なども社会人経験が長くなるにつれて、心に沁みます。きっと某局界隈でも、この小説の植木のように立ち回りに苦労されている方が沢山おられるのだろうと想像が膨らんでしまいます。仕事って大変ですね。

2025年4月1日火曜日

新年度が始まりました

今日は4月1日で、2025年度の初日です。大学の年度初めは食堂もコンビニも購買もどこもかしこも大混雑です。今から1ヶ月くらいはこの状態を我慢しなければいけません。大体ゴールデンウイーク明けになると、学生さんも要領がわかってくるのか大学構内が落ち着いてきます。

以前勤めていた国の研究機関になると年度ごとの人の入れ替わりが少なく、人数の変動も大して無いので、年度初めの混雑も感じずに済みます。その代わり、季節の移ろいも感じられないので一年中同じような毎日が続くデメリットがありました。

全然関連がないのですが、遅ればせながらマッシュル-MASHLE-の第1期をCSで見ています。面白いです。ネットでは「シリアスとギャグのバランスが悪い」みたいな意見がありましたが、私には気楽に見られて良いです。オジサンになると現実でしんどい思いを沢山するので、漫画までシリアスだと辛いです。登場人物の首がもげちゃったりするシーンなんか出てくると泣いてしまいそうです。「チ。」も面白かったのですが、異端者への拷問のシーンが見ていて辛くて辛くて途中で挫折しました。素晴らしい作品だとは存じておりますが、精神力が弱くてごめんなさい。