2025年2月1日土曜日

「ドラフトキング」(クロマツテツロウ著、集英社)第1巻を読んで

この物語の主人公は、売れる野球選手を知り尽くした凄腕のスカウトマンにして、唯一無二のキラキラネームを持つ男、郷原眼力(ごうはら・おーら)です。彼はプロ野球球団、横浜ベイゴールズのスカウトマンとして全国を飛び回り、自分の観察(眼力)と直感を信じて、他のスカウトマンが目もくれないような選手の中の秘めた才能を見出します。

タイトルのドラフトキングとは、その年のドラフト選手の中の”最終的な”出世頭のことだそうです。例えば不世出のスラッガーだった落合博満選手やイチロー選手、200勝投手になった工藤公康選手は、みなドラフト1位では指名されていないが、プロになって才能が開花し、素晴らしい成績を残した、ということでスカウトマンはそういう才能の発掘を目指しているとありました。

スカウトマンに焦点を当てた、裏方系の野球漫画は珍しいと思い、読んでみました。