2025年2月2日日曜日

マラソン日和(丸亀ハーフマラソン、別府大分毎日マラソン)

今日はマラソン日和ということで、香川では香川丸亀国際ハーフマラソン、大分では別府大分毎日マラソンという2つのメジャーな大会が開催されました。ちょうど開催時間に絶妙な差があり、両方のテレビ中継を連続してみることができました。マラソン好きにはたまらない一日です。

先に行われた丸亀ハーフマラソンの方では、遂に日本記録の更新が見られました。これまでの日本記録は2020年にヤクルトの小椋裕介選手(青山学院大学出身)が出した、1時間ちょうど(1時間00分00秒)でした。今回は社会人、学生のトップランナーが集結し、好天候と相まって記録の更新が期待されておりました。レースは序盤からハイペースで展開しますが、アレクサンダームティソ選手を含む有力な外国人選手に混じって、トヨタ自動車の太田智樹選手とハーフマラソンの学生記録を持つ駒澤大学の篠原倖太朗選手、立教大学の馬場賢人選手らが集団にくらいついていきます。レースが進むに従って、過酷なふるい落としが行われますが、太田選手と篠原選手は先頭集団についていきます。2人はレースの終盤にやや先頭からは遅れますが、最終盤に太田選手が篠原選手を振り切って、全体3位でゴールしました。タイムは59分27秒(時間はテレビでみた値)!篠原選手も全体4位、タイムは59分30秒でした。お二人ともに、ついに日本人初の1時間切りです。オジサンは見ていて感動しました。また、「山の名探偵」の異名を持つ早稲田大学の工藤慎作選手が1時間00分06秒という好記録で全体5位。このレースは日本学生ハーフマラソンも兼ねているので、その部門で見事優勝です。ゴールする時は、箱根駅伝の時と同じ「真実はいつもひとつ」の名探偵コナンのポーズでした。素晴らしい走りでした。

続く別府大分毎日マラソンは、今年の9月13~21日に東京で行われる世界陸上の選考レースにして、毎年沢山の大学生ランナーも挑戦するマラソン大会です。レースは複数の大学生が積極的に先頭集団に加わって展開し、30キロでペースメーカーが外れたあと國學院大學の平林清澄選手が仕掛けます。そこに九電工の大塚選手、青山学院大学の若林選手、海外招待選手のキプチュンバ選手の3人がついていきます。さらに35キロ過ぎに2時間4分28秒のベストタイムを持つキプチュンバ選手が上り坂を利用して仕掛けます。何とそれについていったのが青山学院大学の若林選手でした。そして40キロ過ぎ、若林選手が仕掛けます。このレースを最後に本格的な競技から引退する選手とは思えない、気迫のこもった走りに感動しました。テレビ解説の原監督の煽りも相まって、私も大興奮でした。41キロ過ぎにキプチュンバ選手が最後の仕掛けをし、そのまま2時間6分01秒で優勝。若林選手は2時間6分07秒で第2位、平林選手のマラソン学生記録を更新し、今年の世界陸上の派遣標準記録も達成しました。

日がな一日、テレビの前でボーっと見ていただけなのですが、2つも素晴らしいレースが見られて良かったです。