大相撲五月場所が終わり、大の里関が見事に2場所連続、通算4回目の優勝を果たしました。これで大関での2場所連続優勝ですので、文句なしに横綱へ昇進です。入門から所要13場所での横綱昇進は昭和以降の最速で、一度も負け越し無しでの昇進も史上初だそうです。以前、夏休みに遠巻きに二所ノ関部屋を眺めに行ったのですが、その時も稽古されていたのかと思うと感慨深いです。(その時の写真はこちらです。)
大の里関の師匠である二所ノ関親方は、茨城の誉、元横綱の稀勢の里関です。稀勢の里関は萩原の四股名で出ていた若手の頃から注目され、ついに横綱になり通算で2回優勝しました。弟子である大の里関はそれを既に上回る4回目の優勝を果たし、何と師弟で横綱が実現しました。相撲観戦歴40年の元・茨城県民として、感慨もひとしおです(涙)。
今回の優勝パレードの旗手は元大関の高安関が務めました。高安関は稀勢の里関の弟弟子で、同じ茨城の出身です。その実力は元横綱の白鵬関も照ノ富士関もテレビの解説で高く評価するほどで、実際に優勝次点の成績は何度も達成しておりますが、未だ優勝に手が届いておりません。先場所も大の里関との優勝決定戦で負けてしまいました。元・茨城県民として、いつか優勝する日を心待ちにしております!
私の推しの玉鷲関は、今場所は番付が上がり、横綱をはじめとする上位総当たりの場所となり、残念ながら負け越してしまいました。しかし来場所の予想番付は周囲との兼ね合いで1枚下で留まるようです。玉鷲関と言えば、鉄人の異名を誇り、初土俵からの連続出場記録を更新中です。しかし、通算出場記録などの他の記録を調べてみると下記のように更に上がいて驚きました。玉鷲関のように初土俵から40歳まで1日も休まず続けてきて、未だ先にこれだけ達成者がいるのだと思うと、全くの他人事ながら気の遠くなる思います。しかし玉鷲関には是非全ての記録を更新するくらい頑張って欲しいです。陰ながら応援しております。
大阪に越してきてから久しく国技館に行けていないのですが、やっぱり相撲は面白いです。次の名古屋場所も今から楽しみです。
通算出場記録:1位 大潮関(1891回)、6位 玉鷲関(1703回)
差分は188回。一年で90回(15番×6場所)なので2年と少し。
幕内出場記録:1位 旭天鵬関(1470回)、4位 玉鷲関(1407回)
差分は63回。あと4場所と少し。
幕内連続出場記録:1位 高見山関(1231回)、5位 玉鷲関(1062回)
差分は169回。あと2年弱。