今日は、先日に引き続き西国街道沿いを萱野から桜井まで散歩しました。まずは新御堂筋(国道423号線)の萱野交差点から出発です。
ここから西に少し歩くと、忠臣蔵の登場人物で知られる、萱野三平邸跡があります。萱野三平は当地に生まれた人物で、赤穂藩に仕えますが、周囲への迷惑を考えて赤穂浪士の討ち入りには加わらず、代わりに主君の月命日に切腹した人物です。その生家が大阪府の指定史跡として残っています。この辺りは国道171号線からやや離れており、閑静で趣のある邸宅が並んでいます。萱野邸は無料で見学できます。萱野三平は俳人としても有名だそうで、作品が幾つも飾られています。
昔はこの辺りが目抜き通りだったようで、萱野邸の近くに高札跡もありました。
萱野邸から更に西に進むと、これまで西国街道が国道171号線の南側に位置していたのですが、171号線を縦断して、北側に位置するようになります。さらに進むと牧落の高札場跡が見えてきました。この場所は箕面・大坂道と西国街道の交差点だそうで道しるべが未だ残っていました。石に刻み込まれた方向を指示する手の形がとても趣があります。
さらに阪急箕面線の桜井駅を過ぎて暫く行くと、本日の目的地である「瀬川・半町駅跡地」です。しかし現在では自動車教習所の脇に下記の看板があるだけでした。瀬川はかつて後醍醐天皇の軍勢が六波羅探題軍を打ち破った場所として知られています。西国街道のこの辺りは太平記に出てくる地名が多いです。
今日はコーラでエネルギーを補給しながら半日のんびり散歩ができました。