2025年5月14日水曜日

テレビ東京系列で「量産型」シリーズの新しいドラマが出るようです

テレビ東京系列で「量産型」シリーズの新しいドラマが出るようです。プラモデルが大好きなので、「量産型リコ」は好きで見てました。このドラマは、安定志向で特に趣味もない平凡な女子(量産型女子)である主人公がプラモデル作りを通して、周囲の人達を巻き込んで色々な経験をする、という話です。主人公は元・乃木坂46の与田祐希さんです。これまでに3期制作されてきたのですが、自分は1期に出てきた、「機動戦士アサイ」の回が強く印象に残っております。

この期の舞台はイベント会社で、リコはイベント3部に所属しています。この回の中心人物であるアサイは主人公のリコと同期で上昇志向の強い男性です。彼はイベント1部の若手エースを自認しています。しかし分をわきまえず上層部にたてついてしまい、左遷の憂き目に遭ってしまいます。異動を告げられた夜、独りで酒に酔って荒れ狂うアサイをリコは模型店に連れていき、酔い覚ましにガンプラの組み立てを勧めます。最初は嫌がっていたアサイも徐々にのめり込み、一心不乱に組み立てを進めます。最後に頭部のパーツを作って完成したのですが、ガンダムだと思って組み立てていたプラモデルが実はジムでした。そしてリコから、アサイも私と同じ量産型なんだよ、と言われます。アサイは大きな衝撃を受けながらも、それでもオレはガンダムになりたい…と声を絞り出して泣きます。その後、アサイは立ち直り、新しい部署でも腐ることなく頑張ることを心に誓います。

実は自分が一点物のガンダムではなく量産型のジムであったことにショックを受けながらも、ガンダムを目指さずにはいられないアサイの姿が心に沁みました。今や私は研究業界で言うと、ジムにすら乗れておらず、「動く棺桶」と揶揄されるボールに乗って、戦艦の前でにぎやかしに弾幕張っているだけです。こういう熱いシーンを見ていると、私もせめてザクIIの1機でも沈めることを狙わなければと思いました。ガンダムの世界でも、ボール1機でリックドムを6機撃墜した猛者も出てくるので、私も足掻かないといけません。

そんなことはさておき、新しいドラマも楽しみです。