2024年10月20日日曜日

第101回箱根駅伝予選会をみて

今年も箱根駅伝の予選会をテレビですが観戦しました。今年は午前9時の時点で気温が23.2℃もあり、かなり気象条件が悪く、選手の方々は大変だったのではないかと思いました。そのせいかスローペースで流れたにもかかわらず、皆さん大量の汗をかいており、本調子ではないようにみえました。全体トップは日本大学のキップケメイ選手で、記録は60分59秒、日本人選手のトップは中央学院大学の吉田礼志選手で記録は63分29秒でした。吉田選手は昨年も留学生に果敢に挑み、日本人選手では東農大の前田選手に次ぐ2位でしたが、今年は日本人選手トップ、全体でも10位でゴールしました。大学としてのトップ通過は立教大学でした。チーム内の10番目のタイムの選手でも全体137位(66分25秒)と非常に安定しているようにみえました。上野監督の跡を継いだ高林監督の指導が実を結んだのかなと素人ながらに思います。残念だったのは11位で本選出場を逃した東京農業大学で、10位の順天堂大学との差はわずか1秒で、1人あたり0.1秒と僅差でした。この辺りは各大学間の実力が非常に均衡していると感じます。今回は明治大学や国士舘大学、東海大学などの常連校も本選出場を逃しました。特に、東海大学は体調を崩してゴールできなかった学生さんもいて、つらいだろうと思います。箱根駅伝に挑むような長距離陸上選手は、今や月間1000キロにも及ぶ走り込みをしてギリギリの調整をしているので、気象条件や体調、メンタルなど、ちょっと歯車が狂うとああいう感じになってしまうのかと思います。ともあれ、これで正月の本選に出場するメンバーが決まったので、本選を楽しみに待ちたいと思います。

結果の抜粋

1位:立教大学 10時間52分36秒

2位:専修大学 10時間53分39秒

3位:山梨学院大学 10時間54分6秒

4位:日本体育大学 10時間55分58秒

5位:中央学院大学 10時間56分1秒

6位:中央大学 10時間56分3秒

7位:日本大学 10時間56分53秒

8位:東京国際大学 10時間58分53秒

9位:神奈川大学 10時間59分12秒

10位:順天堂大学 11時間1分25秒

(ここまで本選出場)

11位:東京農業大学 11時間1分26秒

12位:明治大学 11時間2分24秒

13位:国士舘大学 11時間2分40秒

14位:東海大学 11時間3分39秒

15位:流通経済大学 11時間5分11秒

16位:駿河台大学 11時間9分10秒

17位:麗澤大学 11時間12分5秒

18位:筑波大学 11時間12分17秒