2024年10月29日火曜日

第42回全日本大学女子駅伝を観戦して

駅伝愛好家として、10月27日に仙台市で行われた全日本大学女子駅伝をテレビ観戦しました。この駅伝は、6区間、合計38キロメートルを、シード校8校と各地区の予選を勝ち上がってきた17チーム+オープン参加の東北学連選抜の合計26チームが争う、大学日本一を決める大会です。戦前の注目は何といっても7連覇中の名城大学が8連覇を達成するのか、それとも立命館大学や大東文化大学、日本体育大学などが王座を奪取するのかでした。

結果は、強豪・立命館大学が2015年以来、9年ぶりに王座奪還を果たしました。全6区間のうち、区間賞が3区間(2区・山本選手、3区・村松選手、6区・土屋選手)を占め、そのうち2区と3区は区間新記録という、まさに圧勝でした。2位は大東文化大学で、こちらも区間賞が3区間(1区・野田選手、4区・蔦野選手、5区・ワンジル選手)を占めたのですが、あと一歩およびませんでした。大東文化大学はこれまでも2位が多かったのですが、今回も悲願の初優勝には届きませんでした。城西大学は1~3年生で臨んだ編成で全員区間1桁順位で好走しており、来年へ期待が持てる3位でした。驚いたのが7連覇中だった名城大学で、区間賞はなく、アンカーの谷本選手が流石の追い上げを見せたのですが残念ながら4位という結果でした。一年ごとに選手の顔ぶれが大きく変わる大学スポーツで勝ち続ける難しさを見た気がします。

駅伝は一人の遅れが、全体の遅れに直結するので、ケガなどで上手くピーキング出来ないと精神的に大変だろうと思いました。戦前の前評判が高かった選手やチームが今回の大会で必ずしも実力を発揮できたわけではないと思いますが、気持ちを切り替えて次の大会へ向けて頑張ってほしいと部外者の駅伝好きオジサンは切に思います。


総合成績メモ

1位:立命館大学 2時間03分03秒(大会新)

2位:大東文化大学 2時間04分06秒(大会新)

3位:城西大学 2時間05分41秒

4位:名城大学 2時間06分02秒

5位:東北福祉大学 2時間06分23秒

6位:大阪学院大学 2時間06分43秒

7位:拓殖大学 2時間06分48秒

8位:筑波大学 2時間08分10秒

(以上、来年のシード権獲得)

9位:日本体育大学 2時間08分22秒


区間賞メモ

1区(6.6キロ):野田真理耶(大東文化大学2年)21分11秒(区間新記録)

2区(4.0キロ):山本釉未(立命館大学1年)12分41秒(区間新記録)

3区(5.8キロ):村松灯(立命館大学4年)18分45秒(区間新記録)

4区(4.8キロ):蔦野萌々香(大東文化大学2年)15分42秒

5区(9.2キロ):サラ ワンジル(大東文化大学2年)28分51秒

6区(7.6キロ):土屋舞琴(立命館大学4年)24分58秒