しかし実際のレースが始まると、予選会から勝ち上がった中央大学の吉井駿恭選手が果敢に飛び出し、その後も中央大学が優位にレースを進めます。一方、青山学院大学は1区を10位と出遅れ、駒澤大学も苦戦を強いられました。しかし青山学院大学は徐々に追い上げ、4区までに2位まで迫ります。そして最終5区の山登りでついに中央大学を捉え、首位に立ち、見事に逆転優勝しました。一方、駒澤大学は4位、國學院大學は6位でした。
今回驚いたのは、レースの高速化で、特に「花の2区」と呼ばれ、各大学のエースが集う2区で区間新記録が3人も出たことです。かつて、この区間は1時間6分代で走れば区間賞が当たり前だったと思うのですが、今回は1時間5分代が3人、6分代も8人も出ました。他の区間を見ていても、トップ選手は最初の5キロを13分代で入ることが多く、スピード化が進んでいると感じました。
明日の復路はどうなるでしょうか。特殊区間である、6区の山下りで趨勢が決まる気がします。今から楽しみです。
【第101回箱根駅伝・往路順位】
1位:青山学院大学 5時間20分01秒
2位:中央大学 5時間21分48秒
3位:早稲田大学 5時間22分30秒
4位:駒澤大学 5時間23分17秒
5位:創価大学 5時間23分38秒
6位:国学院大学 5時間25分26秒
7位:城西大学 5時間25分58秒
8位:立教大学 5時間27分27秒
9位:東洋大学 5時間27分53秒
10位:日本体育大学 5時間28分03秒
####ここまでがシード権####
11位:東京国際大学 5時間28分34秒
【区間賞】
1区:吉井駿恭選手・中央大学 1時間01分07秒
2区:エティーリ選手・東京国際大学 1時間05分31秒 *区間新記録
3区:本間颯選手・中央大学 1時間00分16秒
4区:太田蒼生選手・青山学院大学 1時間00分24秒
5区:若林宏樹選手・青山学院大学 1時間09分11秒 *区間新記録