今年も元日恒例のニューイヤー駅伝(第69回全日本実業団対抗駅伝)が群馬県で行われました。この駅伝は男子実業団の日本一を決める大会で、群馬県庁をスタートおよびゴールにして、全長100キロメートルを7区間に分けて争われる駅伝です。今年は、全国の各地区予選を勝ち上がった37チームが参加しました。結果は、最多優勝を誇る九州の名門・旭化成が優勝したのですが、最後まで目の離せない展開になりました。序盤の2区間はGMOインターネットグループがレースの主導権を握り、中盤区間は昨年優勝したトヨタ自動車が首位を奪還し、終盤は一昨年の王者・Hondaと古豪・旭化成の一騎打ちでした。最終区もラスト500メートル地点までは2チームが並走し、そこから旭化成の井川選手が得意のラストスパートでHondaの中山選手に8秒さし勝ち、見事優勝しました。近年、上位チームの実力は拮抗していて、今年も最後まで競った展開になりました。
毎年このレースと明日・明後日に行われる箱根駅伝を見るのが、正月の楽しみです。
【チーム順位の抜粋】
1位:旭化成 4時間47分32秒
2位:Honda 4時間47分40秒
3位:トヨタ自動車 4時間48分36秒
4位:GMOインターネットグループ 4時間50分33秒
5位:SUBARU 4時間51分21秒
6位:住友電工 4時間51分21秒
7位:三菱重工 4時間51分48秒
8位:富士通 4時間52分24秒
【区間賞のまとめ】
1区:長嶋幸宝選手(旭化成)34分29秒
2区:池田耀平選手(KAO)1時間01分48秒
3区:田村和希選手(住友電工)42分58秒
4区:イエゴン・ヴィンセント選手(Honda)20分37秒
5区:青木涼真選手(Honda)46分36秒
6区:嶋津雄大選手(GMOインターネットグループ)32分50秒
7区:井川龍人選手(旭化成)45分52秒