2025年1月19日日曜日

全国都道府県対抗男子駅伝が面白かった

今日は待ちに待った全国都道府県対抗男子駅伝(天皇盃 第30回全国男子駅伝)がありました。今年もテレビでワクワクしながら観戦しました。この駅伝は、全7区間、合計48キロメートルを各県から選抜された中学生、高校生、大学生または社会人が走る男子駅伝の全国大会です。レギュレーションとしては、1,4,5区を中学生が、2,6区を高校生が、3,7区を大学生または社会人が走ります。結果は、長野県が大会4連覇となる11回目の優勝を飾りました。長野県は序盤から先頭付近でレースを進め、5区を走った佐久長聖高校の佐々木哲選手が区間新記録の走りでトップに躍り出ると、6区の中学生、アンカー7区の早稲田大学の伊藤大志選手が先頭を譲らず、2時間16分55秒の大会新記録で優勝しました。私の故郷、茨城県は過去最高順位6位の更新を目指して走りましたが、15位という結果でした。序盤はテレビにも良く映っていたので期待しましたが、記録更新は次回以降に持ち越しということで、今後も頑張ってほしいです。

私のようなオジサンが心を打たれたのが、今回は佐賀県代表で出場された上野裕一郎選手です。上野選手は佐久長聖高校時代から全国レベルのスピードランナーで、中央大学、ヱスビー食品、DeNAなどで活躍した日本を代表する陸上選手でした。その後、立教大学の監督としてチームを箱根駅伝出場に導いた「日本一速い監督」でした。現在は佐賀のひらまつ病院に所属して、現役のランナーとして活動しており、今年のニューイヤー駅伝で3区、区間6位という驚きの結果を出しました。調べて驚いたのですが、39歳で5000メートルを何と13分38秒84で走っておられます!これは当然ながら年代別の日本記録で、現在の高校生や大学生でも中々出せないほどの大記録です。今日の都道府県対抗駅伝でも3区を走り、日本でもトップレベルの若者に混じって区間3位(8.5キロメートルを23分41秒で走破)で激走しました。大相撲の玉鷲関もそうですが、歳を経て、体はどんどん変化していると思いますが、それを言い訳にせずに研鑽を積まれている姿にオジサンは感動しました。今後も陰ながら応援しております。

結果の抜粋
第1位:長野県 2時間16分55秒(大会新記録)
第2位:千葉県 2時間17分39秒
第3位:福島県 2時間18分02秒
第4位:広島県 2時間18分12秒
第5位:埼玉県 2時間18分20秒
第6位:佐賀県 2時間18分25秒
第7位:福岡県 2時間18分57秒
第8位:京都府 2時間18分58秒
ここまでが入賞
第15位:茨城県 2時間19分48秒