先日、茨城県ひたちなか市で行われた、勝田全国マラソンの10キロの部に参加してきました。毎年恒例にしていて、体力テストのつもりで臨んでいます。今年は風が強かったのですが、天気は晴れで良かったです。
結果は、グロスタイム(スタートの合図があってからゴールに到達するまでの時間)が50分40秒、ネットタイム(スタートラインを通過してからゴールに到達するまでの時間)が50分07秒でした。1キロごとのラップも4分50秒~5分10秒、100メートル平均ラップだと29~31秒くらいの間で推移していました。これまでのベストはコロナ禍前に出した、ネットタイムで49分00秒、去年の記録はネットタイムが49分代ギリギリだったと思うので、ちょっとずつ遅くなっています。全然練習しないので、加齢に負けてますね。
しかし今回気になったのは、手元の時計(そんなに新しくないGショック)の計測で心拍数が平均170bpm(beats per minute, 1分間の心拍数)だったことです。一般に最大心拍数は、220から自分の年齢を引いたものとされていて、そこからの割合で運動強度が決まります。私の場合、恥ずかしながら最大心拍数は170くらいですので、今回のレースにおける運動強度は100パーセントとなり、明らかに過負荷の状態だったことになります。適切な運動強度は80パーセントくらいだそうですので、心拍数を140弱くらいに保つ必要があります。今回のレースが運動強度マックスということは、走力の不足などを心肺機能をフル活用して無理して補っていることになるので、もっと基礎的な走力の向上が必要なのかと思いました。そのためには、普段から筋力強化のための坂道ダッシュとか砂浜ダッシュとかをしないといけないとは思うのですが、しんどい練習は嫌だな~というのが実感です。
勝田全国マラソンは、いつもフルマラソンが10時30分スタートで、10キロ男子の部が11時10分にスタートし、最後に10キロ女子の部が11時40分スタートします。ですので、私の場合は12時頃に10キロをゴールして、着替えて一服すると、12時40~50分ごろにフルマラソンの優勝者がゴールする様子を観戦する塩梅になります。今年のフルマラソンの部は、終盤までもつれる展開だったのですが、見事に東京大学大学院の古川大晃選手が優勝しました。古川選手と言えば、今年の箱根駅伝の9区で学連選抜チームの一員として走り、東大教授の八田先生から給水を受けたことでも話題になった選手です。全国レベルの選手が参加して大会を大いに盛り上げてくれて、地元民として嬉しい限りです。勝田全国マラソンの優勝者は副賞として、4月に開催されるボストンマラソンに派遣されます。ボストンマラソンといえば、あのWorld Marathon Majorsの1つとして知られる世界的なレースです。古川選手には是非ボストンマラソンでも頑張ってほしいです。
10キロの部では、男子は先日の全国高校駅伝で茨城県代表で走った水城高校の陸上部の方々が、女子はプリンセス駅伝にも参加された実業団の日立の陸上部の方々がそれぞれ参加されていました。地元のマラソンを盛り上げてくれているのが嬉しいです。