久しぶりに「ジョジョの奇妙な冒険 Part2戦闘潮流」を読み返しました。
初めて荒木飛呂彦先生の作品を読んだのは、「バオー来訪者」でした。当時自分は小学生で、周囲の例にもれず週刊少年ジャンプにドハマりしておりました。その時のジャンプといえばキン肉マンや北斗の拳などのバトル漫画のオンパレードでしたが、その中で荒木飛呂彦先生の作品は、絵柄だったり、擬音や台詞の言い回しなどが独特で、子供ながらに異彩を放っていると感じておりました。「バオー来訪者」は短く終わってしまいましたが、すぐに「ジョジョの奇妙な冒険」が始まったと記憶しております。
ジョジョの奇妙な冒険は当時の第1部から今も続いている超ロングセラーだと思いますが、第1部と第2部が特殊な呼吸法によって会得できる生命エネルギー、波紋(はもん)を駆使して吸血鬼や超生物と戦う話です。正直に言うと、第1部は残酷なシーンも多くて苦手でした。のちの第3部で幽波紋(スタンド)が出てくるまで、軽く読んでいる程度だったので、この第2部はうろ覚えという感じでした。ただ、仲間のシーザーがジョジョに未来を託して死んでいくシーンだけは当時から強烈な印象がありました。
今読み返してみると、Santana(サンタナ)、Wham!(ワムウ)とかAC/DC(エシディシ)、The Cars(カーズ)とか主要なキャラクターの名前が洋楽由来だったり、のちにジョジョ立ちと名付けられる独特のポージングなど、既に確立されていたのですね。どこかのサイトでキャラのデザインに北斗の拳の絵柄の影響があると書いてありました。確かにそうかもしれないのですが、あの当時は他にも魁!!男塾など皆そういう画風(男性キャラが筋肉質でごつく、異常に大きな雑魚キャラが出たりする)だったように思います。ジョジョの第2部のラストのシーンは当時全く記憶になかったのですが、ちゃんとハッピーエンドで終わっていて良かったです。しかも第3部の導入になっていたとは気づきませんでした。今回読み返してみて、改めて魅力を再発見しました。
戦闘潮流の章立て
・ニューヨークのジョセフ・ジョースター
・ストレイツォVSジョセフ
・「柱の男」
・「柱の男」サンタナ
・ローマのジョセフ・ジョースター
・エイジャの赤石
・太古から来た究極戦士
・死の契約・結婚指輪
・波紋教師 リサリサ
・行け!波紋マスター
・炎・流法 エシディシ
・忍びよる残骸
・シュトロハイム隊の逆襲
・光・流法 カーズ
・シーザー孤独の青春
・要塞ホテルを登り切れ
・風と戦車とワムウ
・風に帰る戦士
・リサリサとジョジョを結ぶ絆
・ジョジョ最後の波紋
・超生物カーズ誕生
・ジョセフ最後の賭け
・神となった男
・大西洋を越えて来た男