最近は原稿の締め切りを幾つか抱えているため、一日専らデスクワークです。原稿を書いているときは何か音があった方が筆が進む気がしているので、YouTubeでBGMを聞きながらやっております。少し前までのBGMは三代目・古今亭志ん朝の落語だったのですが、最近は山田五郎さんの「オトナの教養講座」に嵌っています。
私はええかっこしいなので、折に触れて美術館に行ったりしておりましたが、肝心の美術史は全く無知でした。この動画では軽妙なトークで作品の背景や魅力をわかりやすく紹介してくれています。私のような知ったかぶりには目から鱗の知識でいっぱいです。レオナルドダヴィンチは凝り性で〆切を守れなかったから残っている作品数が少ないとか、セザンヌは写実的に描けないから(下手だから)現在絵画の父と呼ばれるようになった、などの説明はすごくおもしろかったです。
あと、山田さんの親友のみうらじゅんさんが時折り登場して仏像トークを繰り広げている動画もあるのですが、これもとても好きです。以前、CSのMondoTVで放送されていた「みうらじゅんと山田五郎の男同士」や続編の「親爺同士」(だったかな?)を見ていて、息の合ったトークを毎回楽しみにしていた者としては、美術の話題で再びお二人のトークが聞けて良かったです。
追記:24年の10月5日に御病気のことを話されていて、とてもショックでした。治療を続けながらも動画は今後も更新されるとのことですので、無理のない範囲で続けてほしいと一視聴者として願っております。少しでも快方に向かわれることを祈っております。