2025年6月17日火曜日
誘って、かわして、アタマ、ボディー、ボディー、ボディー
2025年6月14日土曜日
懐かしの機動警察パトレイバー
CSのディズニーチャンネルで懐かしのパトレイバーの映画一作目(機動警察パトレイバー The Movie, 1989年公開)がやっていたので、久しぶりに見てしまいました。公開された時は中学生でしたが、友達と2回見に行った思い出のアニメです。確か映画館で下敷きを記念に買いました。内容は、天才プログラマーが生み出したレイバーを暴走させるコンピュータウイルスによって、都心を壊滅させるほどの大規模な犯罪が企てられるのですが、それに主人公たち特車二課が立ち向かうという、壮大な物語です。今のようにコンピュータが広く普及する以前の1980年代に作られた作品ですが、今見ても全く色あせていないことに驚きを禁じ得ません。
物語は旧約聖書のバベルの塔の一節を絡めていて、あちこちに関連するワードが散りばめられています。特に、物語の核心となるプログラムを起動したときに下記の聖書の英語版のフレーズが画面に出てくるのですが、当時の中学生は格好良すぎて震えたものです。
”Go to, let us go down, and there confound their language, that they may not understand one another's speech.(いざ我ら降り、かしこにて彼らの言葉を乱し、互いに言葉を通ずることを得ざらしめん。)”
パトレイバーの映画は三部作と呼ばれていましたが、私はこの一作目が一番好きです。根が単純だからかもしれませんが。
東京大学への出張(2)
12日に続き、13日も東京大学で新しい実験を習っておりました。夕方までみっちりと御指導いただきました。実験終了後にちょびっとだけ東大のキャンパスとその周辺を散策しました。
東大農学部のある弥生キャンパスには忠犬ハチ公と飼い主だった東大教授の上野先生の銅像があります。忠犬ハチ公の像というと渋谷のイメージですが、飼い主と一緒の像およびハチ公の標本は東大農学部に置かれています。昔、東大農学部が駒場にあった時分に、上野先生が渋谷から駒場に通勤されていて、その出迎えにハチが毎日駅まで通っていたのだそうです。その後、不幸にして上野先生が学内で倒れて急逝してしまったのですが、ハチは先生が亡くなられた後も渋谷の駅まで迎えにいったそうです。ハチ公の名前の由来は、学生たちが先生の飼い犬を呼び捨てにするのに忍びず、敬称である「公」をつけてハチ公と呼んでいたからだそうです。
弥生キャンパスの外には、弥生式土器が発掘されたことを示す碑が建っています。何でも最初の弥生式土器は、この弥生二丁目で見つかったそうです。弥生二丁目で見つかった土器だから弥生式土器、弥生式土器が出てきた時代だから弥生時代、です。町の名前が時代の名前になっているって凄いことですね。2025年6月13日金曜日
ノートの値段に驚く
昨日に引き続き、東京大学で新しい実験を習っています。普段の実験やセミナーについては、下記のノートをメモ帳として使っています。(これ以外にデータを印刷したバインダーなども併せて使用しております。)今回は新しい実験なので色々メモした結果、持参したノートを使い切ってしまいました。そこで急遽東大の生協で新しいものを購入したのですが、値段が1冊290円もして驚きました。普段は研究室の秘書さんがまとめて購入して下さっていて、値段は気にせず使っておりましたが、如何に贅沢だったか実感しました。
そうは言っても研究活動のバロメーターのようなところがありますので、今後もドシドシ使っていこうと思います。
例によってチマチマした性格なので、これまでにノートを使い切るのに要した日数を記録してグラフにしています。現在のノートが42冊目で、1冊あたり平均47.5日で使い切っています。これを見ると、異動してきて最初の頃は如何に仕事をしていなかったかが一目瞭然です。お恥ずかしい。
東京大学へ出張しました
三四郎池から旧中山道の方へ歩いていくと、東大の代名詞ともいうべき有名な赤門がありました。現在は閉まっているようです。
2025年6月8日日曜日
「よくわかる坐禅入門」(藤原東演著、チクマ秀版社)を読み返す
平成の大横綱・白鵬の退職が悲しい(日々の雑感)
平成の大横綱・白鵬関(宮城野親方)が相撲協会を退職されるとのニュースを見ました。これまで不滅の大記録を数々打ち立てた名横綱が辞めてしまうなんて、とても悲しいです。白鵬関の現役時代は何度も国技館に足を運んでいましたが、とにかく強いの一言でした。優勝は歴代最多の45回、双葉山の69連勝に次ぐ、63連勝も記録しています。とにかく負けることが無く、年間86勝4敗の大記録を2回も打ち立てており、通算1000勝達成、入門から引退までの通算の勝率も9割を超えています。取り口は組んで良し、離れて良しのオールラウンダー。引退する前の場所を全勝優勝で飾った力士は後にも先にも白鵬関だけでしょう。そんな凄い人が組織に残れないなんて難しい世界だな~と思いました。思えば、横綱で引退後も協会に残っている人は少ないんですよね。今後についてはネットニュースで色々出ておりますが、かつてその強さに魅了された観衆の一人として、ご活躍を祈念せずにはいられません。
2025年6月1日日曜日
箕面の滝道をぶらぶら
休みの日には体を動かさないと、と思いまして自宅から1時間くらい歩いて阪急箕面駅まで行ってきました。久しぶりに行ってみると駅前のビルが一棟更地になっていて驚きました。
自宅からここまで歩いて、既に疲れていたのですが、折角なので有名な箕面の滝道を少しだけ散策しました。滝道の入り口には下記のような立派な標識が立っています。脇のベンチには箕面市のゆるキャラである滝ノ道ゆずるの石像が座っています。そこから更に上がると立派なお寺(瀧安寺)が見えてきました。ここも今回はスルーで。すいません。
2025年5月27日火曜日
大の里関が横綱に!
大相撲五月場所が終わり、大の里関が見事に2場所連続、通算4回目の優勝を果たしました。これで大関での2場所連続優勝ですので、文句なしに横綱へ昇進です。入門から所要13場所での横綱昇進は昭和以降の最速で、一度も負け越し無しでの昇進も史上初だそうです。以前、夏休みに遠巻きに二所ノ関部屋を眺めに行ったのですが、その時も稽古されていたのかと思うと感慨深いです。(その時の写真はこちらです。)
大の里関の師匠である二所ノ関親方は、茨城の誉、元横綱の稀勢の里関です。稀勢の里関は萩原の四股名で出ていた若手の頃から注目され、ついに横綱になり通算で2回優勝しました。弟子である大の里関はそれを既に上回る4回目の優勝を果たし、何と師弟で横綱が実現しました。相撲観戦歴40年の元・茨城県民として、感慨もひとしおです(涙)。
今回の優勝パレードの旗手は元大関の高安関が務めました。高安関は稀勢の里関の弟弟子で、同じ茨城の出身です。その実力は元横綱の白鵬関も照ノ富士関もテレビの解説で高く評価するほどで、実際に優勝次点の成績は何度も達成しておりますが、未だ優勝に手が届いておりません。先場所も大の里関との優勝決定戦で負けてしまいました。元・茨城県民として、いつか優勝する日を心待ちにしております!
私の推しの玉鷲関は、今場所は番付が上がり、横綱をはじめとする上位総当たりの場所となり、残念ながら負け越してしまいました。しかし来場所の予想番付は周囲との兼ね合いで1枚下で留まるようです。玉鷲関と言えば、鉄人の異名を誇り、初土俵からの連続出場記録を更新中です。しかし、通算出場記録などの他の記録を調べてみると下記のように更に上がいて驚きました。玉鷲関のように初土俵から40歳まで1日も休まず続けてきて、未だ先にこれだけ達成者がいるのだと思うと、全くの他人事ながら気の遠くなる思います。しかし玉鷲関には是非全ての記録を更新するくらい頑張って欲しいです。陰ながら応援しております。
大阪に越してきてから久しく国技館に行けていないのですが、やっぱり相撲は面白いです。次の名古屋場所も今から楽しみです。
通算出場記録:1位 大潮関(1891回)、6位 玉鷲関(1703回)
差分は188回。一年で90回(15番×6場所)なので2年と少し。
幕内出場記録:1位 旭天鵬関(1470回)、4位 玉鷲関(1407回)
差分は63回。あと4場所と少し。
幕内連続出場記録:1位 高見山関(1231回)、5位 玉鷲関(1062回)
差分は169回。あと2年弱。
2025年5月25日日曜日
京都大学に出張しました
先週は京都大学に出張しました。久しぶりに訪れる、懐かしの母校です。京都に限りませんが、兎に角観光客が多いので、混雑が著しく、移動には苦労しました。久しぶりに見る鴨川です。平家物語では、白河天皇が「賀茂川の水、双六の賽、山法師、是ぞわが心にかなわぬもの」と嘆いたというエピソードが出てきますが、私レベルだとわが心にかなうものがそもそもあるでしょうか。
そんなことはさておき、鴨川を抜けて丸太町通りから東大路通に入ると懐かしさがこみ上げてきます。近衛通りからみる大文字山の景色は昔と変わりませんね。
もう20世紀の話ですが、私は京大にいたときに体育会系オーケストラに所属しておりました。当時は、いつも吉田寮の辺りで楽器の練習をしていたのですが、久しぶりに吉田寮をみたら綺麗になっており、当時の面影がなくて驚きました。あの頃は写真の左側の部分に、オーケストラと舞踏研究会のサークル用の建物(通称、ボックス)があり、その奥に吉田寮の食堂がありました。しかし私が大学2年の時に火事でそれらの建物が焼失してしまいました。その後、オーケストラのサークルボックスは生協の建物に移動しましたが、私たちは専ら焼け跡で練習していました。京大生は変人が多いのですが、当時の焼け跡には誰かが丸太を大量に運んできて砦が築かれたりしていました。久しぶりに吉田寮の敷地に足を踏み入れると、当時の空気感が蘇ってきました。西国街道沿いをぶらぶら(箕面市萱野~桜井)
今日は、先日に引き続き西国街道沿いを萱野から桜井まで散歩しました。まずは新御堂筋(国道423号線)の萱野交差点から出発です。
2025年5月18日日曜日
「BOSCH ボス」(新潮美術文庫7)を読み返す
最近も山田五郎さんのYoutubeチャンネルである「オトナの教養講座」で美術の勉強をしております。(関連する記事は、こちらとこちらです)
その中で、私も以前から好きだった、15世紀のオランダの画家、ヒエロニムス・ボス(1450頃~1516)の作品を紹介している動画が2つありました。一つは、「【ヒエロニムス・ボス】奇妙すぎる絵「快楽の園」には何が描かれている?【オランダの水木しげる】」で、もう一つは「【絵で見る昔のトンデモ医療】恐怖!頭から「石」を取り出す手術とは?【インカ帝国とも関係!?ヒエロニムス・ボス「愚者の石の切除」を山田五郎が解説】」です。どちらも山田五郎さんの博識溢れる解説で非常に面白かったです。快楽の園の解釈などは全く知らなかったので新鮮でした。
下記の書籍は、ヒエロニムス・ボスの生涯と主だった作品を紹介した画集です。動画に出てきた、「快楽の園」(下記の画集だと、地上の愉楽の園)や「愚者の石の切除」(下記の画集だと、阿呆の治療)も図説入りで丁寧に解説されています。ボスは生涯に30点しか作品がなく、署名入りは7点しかないそうです。ボスというと、「オランダの水木しげる」と評されているように、魅力的な怪物(悪魔?)が沢山登場します。魚介類だったり鳥類、獣などが擬人化されたような怪物になり、人を飲み込んだり、手紙を運んだり、楽器を奏でたりと画面の中で大忙しです。どういうインスピレーションでこのような怪物が生み出されていったのかは、諸説あるそうです。それにしても地獄の描写がリアルで夢に出そうです。今の様々な映像に馴れた私でさえそう感じるのですから、当時の人達はビックリしたのではないかと想像したりします。
一方、「愚者の石の切除」のように世相を皮肉った作品もあり、登場人物の表情の豊かさに驚きます。私はそういった作品の中では「手品師」という作品が好きです。これは手品に見とれて財布をすられているのに気づかない女性の表情が秀逸だと思います。
今日は、床屋の待ち時間が長かったので、久しぶりに画集を眺めておりました。
551を食べる贅沢、生涯現役!(日々の雑感)
《551を食べる贅沢》
ここ数日、気温が急激に上がり、暑くなってきたので散髪のために千里中央まで行きました。終わった後は、551蓬莱の千里阪急店で豚まんを買いました。2個で460円。おやつです。新大阪駅の新幹線構内では、いつも551の前に長蛇の列が出来ており、定番の大阪土産の感があります。千里阪急店もいつも行列が出来ているのですが、5分くらいで買えるので私は専らここを利用しています。モチモチの生地とジューシーな餡が美味しいです。
《生涯現役!》
昨日のTHE SECOND~漫才トーナメント~2025にザ・ぼんちが出ていて、感動したと同時に改めて凄い時代になったと戦慄を覚えました。ザ・ぼんちと言えば、1980年代前半に売れまくった漫才コンビで、その後にコンビを解散してからも、ぼんちおさむさんは俳優に、相方の里見まさとさんは別の方とコンビを組んで漫才に、とそれぞれ大活躍されていた方々です。私は、俳優の藤田まことさんが主役をされていたテレビドラマ「はぐれ刑事純情派」が好きだったのですが、その中でぼんちおさむさんが演じていた里見刑事の醸し出す良い味が強く印象に残っています。そんな既に功成り名を遂げたお二人がコンビを再結成して、令和になってガチンコ勝負の漫才賞レースに挑む、というのが本当にすごいと思います。自分だったら過去の思い出に浸りながら、のんびり余生を過ごしたくなりそうです。
また、今やっている大相撲五月場所でもベテラン力士が頑張っています。昭和の時代は三役(大関、関脇、小結)の地位から陥落すると多くの力士が辞めた(辞めさせられた?)ものですが、最近は下の番付に落ちてからも完全燃焼するまで力士を続ける方が多いように感じます。お陰で幕内はおろか、十両や幕下上位まで三役経験者でひしめき合っているように思います。
この2例に限らず、多くの分野で生涯現役を貫く人が多いように感じます。私はそういうのを見るたびに感心すると同時に、今は最後まで頑張らないといけない時代なのか~と愕然ともします。喩えていうと、既に疲れているのに、目の前には登らなければならない崖がそそりたっている感じです。私は幸か不幸か一山も当てていないので、少なくとも生活費のために頑張らないといけません。
2025年5月16日金曜日
大金鶏菊が年々攻めてくる、フィードバック付き天気予報(日々の雑感)
《大金鶏菊が攻めてくる》 徐々に暑くなってきました。最近は、家の近所のそこかしこに大金鶏菊(オオキンケイギク)が咲き誇っています。大阪に住んで5年が経ちましたが、目の届く範囲でも年々生息域が拡がっていると感じています。大金鶏菊は2005年に特定外来生物に指定された米国原産の植物で、立派な根を持ち、1株で沢山の花を咲かせます。不幸にも多年草なので、根が残っていれば次の年も育ってしまうそうです。この植物の悪評を聞くようになったのは最近という印象があったのですが、日本に入ってきたの自体は1880年頃のようです。私が小さい頃だと、外来植物というとセイタカアワダチソウの脅威が凄くて、当時はどこの区画にも生えていた記憶があります。今も見かけますが、当時ほど大騒ぎしていないような気がするのは気のせいでしょうか。
大阪大学周辺(吹田、豊中、茨木)は確かに緑が豊かなのですが、大金鶏菊だけでなくアメリカザリガニやアライグマなどの特定外来生物を良く見かけます。アライグマなどは吹田キャンパス内に棲みついているようで、敷地内で野良猫と喧嘩しているのを見かけました。そういうのを見ると、所詮は作られた自然なのかと複雑な気持ちになります。
《フィードバック付き天気予報が見たい》 いつもお世話になっている天気予報ですが、予報なので当然当たらないこともあると思います。例えば、4月中には5月のゴールデンウイークには尋常ならざる暑さが訪れる、との予報があり、戦々恐々としていたのですが、実際は少し肌寒いくらいでした。別に外れたことは仕方ないのですが、どうして外れたのかが気になりました。素人の予想では、恐らくは特定のパラメータが予測した値と実際の値が異なったため、微分方程式の解が変わったのかなと思っています。しかし、そんな外れた理由を教えてくれる番組などはありません。
科学者の端くれである私からすると、外れた理由をフィードバックして教えてくれる天気予報があっても良いのではないかと思ったりします。今日の予想に入る前に昨日の予想を振り返って、外れていた場合には、その理由を説明する。(例:昨日の予想した時点では○○の値を××と推定して計算したが、実際は△△だったので外れた)。こうすると外れた場合でも聞いていて納得するし、予想する側の精度の向上にもつながる気がします。正確な天気予測法の開発は熾烈な競争があるようで、昨年(一昨年??)のNature誌の10大ブレークスルーにもAIベースの天気予報アプリの開発が選ばれていたと思います。蛋白質構造予測と同じで、完璧な理論を人類が構築する前に、AIの予測精度に負けてしまう気がしないでもないのですが、フィードバックを活かして少しでも人智が発展すればと期待しています。
2025年5月14日水曜日
テレビ東京系列で「量産型」シリーズの新しいドラマが出るようです
テレビ東京系列で「量産型」シリーズの新しいドラマが出るようです。プラモデルが大好きなので、「量産型リコ」は好きで見てました。このドラマは、安定志向で特に趣味もない平凡な女子(量産型女子)である主人公がプラモデル作りを通して、周囲の人達を巻き込んで色々な経験をする、という話です。主人公は元・乃木坂46の与田祐希さんです。これまでに3期制作されてきたのですが、自分は1期に出てきた、「機動戦士アサイ」の回が強く印象に残っております。
この期の舞台はイベント会社で、リコはイベント3部に所属しています。この回の中心人物であるアサイは主人公のリコと同期で上昇志向の強い男性です。彼はイベント1部の若手エースを自認しています。しかし分をわきまえず上層部にたてついてしまい、左遷の憂き目に遭ってしまいます。異動を告げられた夜、独りで酒に酔って荒れ狂うアサイをリコは模型店に連れていき、酔い覚ましにガンプラの組み立てを勧めます。最初は嫌がっていたアサイも徐々にのめり込み、一心不乱に組み立てを進めます。最後に頭部のパーツを作って完成したのですが、ガンダムだと思って組み立てていたプラモデルが実はジムでした。そしてリコから、アサイも私と同じ量産型なんだよ、と言われます。アサイは大きな衝撃を受けながらも、それでもオレはガンダムになりたい…と声を絞り出して泣きます。その後、アサイは立ち直り、新しい部署でも腐ることなく頑張ることを心に誓います。
実は自分が一点物のガンダムではなく量産型のジムであったことにショックを受けながらも、ガンダムを目指さずにはいられないアサイの姿が心に沁みました。今や私は研究業界で言うと、ジムにすら乗れておらず、「動く棺桶」と揶揄されるボールに乗って、戦艦の前でにぎやかしに弾幕張っているだけです。こういう熱いシーンを見ていると、私もせめてザクIIの1機でも沈めることを狙わなければと思いました。ガンダムの世界でも、ボール1機でリックドムを6機撃墜した猛者も出てくるので、私も足掻かないといけません。
そんなことはさておき、新しいドラマも楽しみです。
2025年5月11日日曜日
「頭のいいマラソン超入門」(内山雅博著、青春新書)を読み返して
昨今、マラソンに関する書籍は沢山出版されております。私のような活字人間は、それらを色々読んで自分のトレーニングやレースプランの参考にさせていただいております。しかし、割と多くの本がシリアスランナー向けのしんどい内容で、多忙な社会人には過酷なトレーニングメニューが多いです。
そんな中で、この本は私のような中堅の市民ランナーにはとても参考になりました。本書では、一般的な市民ランナーが無理なく達成可能で、かつ充実感を味わえる4時間台で走るためのトレーニング法やレースプランを紹介しております。特にレース中のセルフマネージメントは参考になりました。「一番の敵はオーバーペース」という部分は、自分の経験からしてもとても頷けました。トレーニングメニューについても、「まずは歩きから」ということで無理なくできそうな内容です。
速くはないが、楽しんで続けている市民ランナーには読みやすい内容だと思いました。
毎月10日はポイント5倍(日々の雑感)
2025年5月6日火曜日
「菜の花の沖(一)」(司馬遼太郎著、文春文庫)を読んで
連休中に司馬遼太郎著「菜の花の沖」の第一巻を読みました。この本は、随分前に購入していたのですが、長いこと本棚に入れっぱなしでした。舞台が淡路島と大阪から近く、今が菜の花の季節ということで思い立ち読了しました。
この小説の時代背景は江戸後期で、主人公は高田屋嘉兵衛という商人です。嘉兵衛は、のちに蝦夷・千島の海で活躍する商人で、当時南下政策を進めていたロシアとも単身渡り合ったほどの人物です。
第1巻は、高田屋嘉兵衛が淡路島の都志村の貧しい家に生まれ、悲惨な幼少期を過ごし、やがて兵庫に出て樽廻船の船乗りになるまでが描かれています。本の半分くらいがムラ社会でいじめられる話で正直読んでいてつらかったです。
当時の若者は、各集落に若衆宿(宿)が組織されており、一定年齢の間、共同生活を送っていました。嘉兵衛のいた都志村には新在家と本村の二つの集落があり、互いに数百メートルしか離れていないのですが、別々の宿があり、互いに敵対する関係でした。嘉兵衛は新在家に働きに出ており、新在家の宿に入るべきだったのですが、生家のある本村の宿を選んだために爪弾きにあいます。さらにそこに網元の娘との色恋沙汰も絡み、いじめはどんどんとエスカレートして、ついには殺されそうになります。嘉兵衛は命からがら村を抜けるのですが、ムラ社会の残酷さというか、今につながる同調圧力の恐ろしさが生々しく描かれていて暗い気持ちになりました。
ただ、後半の船乗りの下りは少しずつ明るいトーンになり、幾分ホッとしました。休みは終わってしまいましたが、二巻を買ってきたので少しずつ読み進めようと思います。
2025年5月4日日曜日
「カグラバチ」(外薗健著、ジャンプコミックス)第7巻が面白かった
5月2日に発売された「カグラバチ」7巻(外薗健著、ジャンプコミックス)を早速買って読みました。今回もとても面白かったです。
これまではシンプルなバトルものという印象でしたが、今回は過去の因縁が出てきて対立軸が増え、展開がより深くなった気がします。大好きなバトルシーンは少なめでしたが、繰り返し繰り返し読んでしまいました。
次の8巻は7月発売だそうです。今から待ち遠しいです。
「大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝」&「悪魔の紋章」
お休みなので気楽なものを読もうと思い、「大槻ケンヂが語る江戸川乱歩」と「悪魔の紋章」を読み返しました。江戸川乱歩は昔から好きな作家で、立教大学が管理している、池袋の住居跡まで訪れるほどです(その模様はこちらをご覧ください)。
好きな乱歩の作品のパターンは2つあって、作家のむき出しの感性・欲情が出たような「猟奇的であぶない」短編~中編と、パターン化されている「笑って楽しめる」長編です。そんな楽しみ方を明快に教えてくれたのが「大槻ケンヂが語る江戸川乱歩」(江戸川乱歩、大槻ケンヂ著、角川文庫)です。大槻ケンヂさんは言わずと知れたロックミュージシャンですが、乱歩作品に造詣が深く、文中にも乱歩愛があふれています。その中で、乱歩作品の荒唐無稽さをもっとツッコミを入れて楽しんでよいと指摘しています。これを読んで、今までモヤモヤしていたものがスッキリしました。
同じような指摘は「悪魔の紋章」(江戸川乱歩著、創元推理文庫)のあとがきで廣澤吉泰さんも指摘されていました。「悪魔の紋章」もこれまでの長編に見られる展開がふんだんに盛り込まれていて、ある種、安心して読める作品です。復讐のために仇敵の前で先祖の悪行を演劇で見せるシーンがあるなど、ツッコミどころ満載です。個人的には「魔術師」の毒味を薄くしたような作品だと思いました。
2025年5月3日土曜日
連休の初日はグッタリしている(日々の雑感)
今週は月曜日から4月の疲れがドッと出て体調を崩しており、連休初日の今日は一日グッタリ、のんびりとしておりました。
午前中は、職場に少しだけ出向いてLBプレートの回収をしました。遺伝子の組み換えは大腸菌と人間が1日2交代制で働くので仕方ない作業です。
《中途半端に実験を説明》 分子生物学系のラボではお馴染みですが、遺伝子の組み換え体は大腸菌を使って作成します。研究の目的となる遺伝子をコードしたDNA断片は、そのままでは細胞などの実験には使えないので、DNAが環状に繋がったベクターという入れ物に挿入する必要があります。そのために、まず目的遺伝子をPCRで増幅し、制限酵素というDNAを切断する酵素によって直鎖状に開いたベクターと混合したのちに、ライゲース(Ligase)という別の酵素を用いて目的遺伝子とベクターを繋げます。これで目的遺伝子が挿入されたベクターが出来るのですが、如何せん量が少なく、使いづらい状態です。そこで、目的遺伝子とつながったベクターを大腸菌に導入して増幅します。大腸菌に目的遺伝子を導入して、抗生物質を添加した寒天培地に塗布し、37度で1昼夜(大抵夕方から翌朝まで)静置すると遺伝子が導入された大腸菌だけがコロニーを形成します。1つのコロニーには大抵1種類の遺伝子しか入らないので、それぞれのコロニーを液体培地で増やしてやれば均一な遺伝子を回収することができます。遺伝子組換え実験で、大腸菌が増えるのを待っている時間は結構長く、このステップを効率よくスケジュールに入れるのが肝になります。私たちの場合は、例えば金曜日の夕方に大腸菌のプレートを作成して、土曜日の朝に回収。日曜の夕方にプレートからコロニーを突いて液体培地に植菌する、というスケジュールでやっています。こうすると少ない労力で土日も遺伝子作成実験が進められます。これらの作業を平日にやると、日中が暇になるのでもったいないです。他にもやること、やりたいこと、やらなければならないことは沢山あるんです。
LBプレートを回収した後は散歩をしながら家に戻り、昼寝。起きたら、最近NHK-BSでやっている「ウルトラQ」の4Kリマスター放送の録画を鑑賞。これまで何度も見ている筈なのですが、やっぱり良いです!昔の特撮が大好きです。
その後は掃除して洗濯して買い物をして…といつもの週末でした。今日は、何となく興がのって色々買いすぎてしまい、大いなる出費となりました。最近は物価が高くて困りますね。
2025年4月28日月曜日
ゲームセンターCXのミニコーナーの備忘録
CSフジテレビONEの番組、ゲームセンターCXが好きで、放送開始からずっと見ています。以前も書いたのですが(こちらをご覧ください)、この番組ではよゐこの有野晋哉さんが毎回1本のレトロゲームに挑戦するのがメインとなっております。また、その本編以外にも街ブラ企画である「たまに行くならこんなゲームセンター」(通称たまゲー)や10回程度のミニコーナーがあります。
ミニコーナーは、ファミコン漫画や基盤のゲームなどに焦点を当てた結構マニアックな企画が多くて、好きです。そんな折、番組でこれまでのミニコーナーを振り返る企画があったので、それに便乗して備忘録をまとめてみました。
これまでのミニコーナー
1. 有野の!もしもし大作戦
2. ウラワザジェットストリーム
3. ハードのエースが出てこない
4. ロマンティックが止まらない
5. ゲーム&ウォッチ ほっとけないよ
6. 帰ってきた!!もしもし大作戦
7. ゼビウス観察日記
8. ファミコンまんが喫茶店
9. 勝手にうたいやがれ
10. 人生で大切なことは全てゲーム攻略本で教わった
11. もったいないカラー
12. 衝撃映像MAX
13. キャッチコピーをつかまえて…。
14. レト朗読
15. プロジェクトCX
16. ファミコン人間国宝ありの
17. バーコードギャンブラー
18. ファミコンスナイパー
19. 振り返れば奴がいた
20. FAMICOM BOX10分で十分
21. ゲームセンターMSX
22. DJモンスター
23. 有野課長のボーナス査定
24. 渋谷に訊け
25. クイズファミオネア
26. 仁義なき2Pプレイ
27. 学べるゲーム講座
28. 基盤屋珈琲店
29. 密着!ファミコン鑑定士
30. GOOD BYE 白黒男
31. うどんが茹であがるまで
32. 占いゲームの館
33. 木曜オープニングだけ劇場
34. 月が綺麗でアイラブユー
35. Bar ドリームマッチング
36. ミニコーにゃー
37. KACHO X FAMILY
38. キケンな安全地帯
39. つりざんまい
40. ミニコーナー
41. CHOCO GAME
2025年4月27日日曜日
チョコレートが値上げされて悲しいです
ゴールデンウイークが始まりましたが、年度初めの仕事ラッシュの疲れが出て、今日は一日ぐったりしておりました。大学は年度できっちり区切られているので、様々な書類を4月の内に提出しなければならず、毎年この時期は大忙しです。それに加えて、今年は共同研究者の方の論文のお手伝いや、学生さんの実験のサポートなどもあったのでてんてこ舞いでした。
甘いものが大好きなので、仕事の合間にチョコレートをつまむことが多いのですが、昨今の値上げで控え気味です。冷蔵庫の中のストックが少なくなってきたので補充したいのですが、徐々に数が減っております。
2025年4月20日日曜日
吾妻ひでお著「失踪日記」(イートン・プレス)を読み返して元気をもらう
日曜から月曜にかけては「働きたくない病」が出て、自分の中でイヤイヤしてしまうのですが、そんな時は吾妻ひでお著「失踪日記」を読んで元気をもらっています。
著者の吾妻ひでお先生は、週刊少年チャンピオンなどで活躍された漫画家で、SFやナンセンスギャグ、〇リコン漫画などのジャンルの作品を出された方です。私が子供の時分には「ななこSOS」というアニメがテレビでやっていました。
この「失踪日記」では、そんな売れっ子漫画家だった吾妻先生が徐々に精神的に行き詰って、スタジオから失踪してホームレスになったり、一度自宅に戻った後、再び失踪して配管工になったり、アルコール依存症になって入院したりと苦労する様子が赤裸々に描かれています。私が凄いと感じる点は、それらの人生の修羅場が冷静かつコミカルにまとめられていて、面白い漫画作品として成立しているところです。作中ではアルコール依存症から幻覚や鬱にも悩まされたとあるのですが、漫画の中の視点がとてもニュートラルのため読者も第三者としてすんなり状況に入っていけます。また、配管工時代やアルコール依存症の入院時代には個性的でアクの強い人物が沢山出てきてリアリティーがあり、非常に興味深いです。
つらくなって現実から逃げだしても、このくらい自我が保てているのはクリエイターとして凄い能力だと思いました。
2025年4月19日土曜日
松本清張著、「腹中の敵」に隔世の感を覚える
同じ作品でも時代を経ると受け手の印象は変わるものだと思いますが、松本清張の短編小説「腹中の敵」を最近読み返して、改めて昭和と今では感覚がまるで違うと思いました。
この小説の主人公は、織田信長の家臣だった丹羽長秀です。丹羽家は旧くは斯波氏に遣えた名門の出で、織田家臣団の中でも家格が高く、長秀も実力・地位で柴田勝家と双璧をなします。一方、木下藤吉郎(豊臣秀吉)は織田家臣団の最下層から身を起こし、次々と手柄を立てることで物凄い勢いで出世の階段を駆け上がります。そんな藤吉郎を柴田勝家や滝川一益といった他の家臣団のメンバーは良く思わないのですが、長秀だけは寛容な気持ちで受容し、藤吉郎も長秀に敬意を払います。やがて織田軍団の勢力は全国統一に向けて戦線を拡大していきます。そんな最中に信長が本能寺で明智光秀に突然討たれます。藤吉郎は中国地方に遠征していましたが、有名な中国大返しで近畿に戻り光秀を討ちますが、長秀も藤吉郎の軍勢に加わり戦を助けます。その後の信長の後継者を決める清州評定でも長秀は藤吉郎を支持し、実質後継者になることを了承します。こうして常に長秀は藤吉郎をサポートしますが、内心は自分の方が名門の出で先輩であるという自尊心と、後輩の期待に応えたいという見栄の間で葛藤します。最後は積聚(しゃくじゅ)という不治の病で命が長くないことを悟り、自ら腹を割くのですが、腹の中から血まみれの異形な尖り曲がった一物(寄生虫?がん?)が出てきます。長秀はそれを秀吉に見立てて思う存分切り裂いて命が果てて物語が終了します。
小説のメッセージは要するに、勢いのある後輩に追い抜かれてその部下になるのが嫌だった、ということだと感じたのですが、そこにとても昭和を感じてしまいました。昨今のご時世では、この小説が前提としている終身雇用・年功序列という夢のようなシステムは完全に崩壊し、頼りになるはずの大組織も簡単に崩壊する世の中になっております。そのような状況では、小説で描かれている長秀の「伸びそうな後輩に早くから目をかけておいて、後々そいつの引きで安泰に暮らす」というスタイルは大成功と言える気がします。
私から見ると、一世代上の人達が持ち家・自家用車・4人家族を当たり前のように手にしながら、人生の不満を言っているシーンを目の当たりにするような羨望と嫌悪を感じてしまいました。
2025年4月12日土曜日
日本陸上選手権1万メートルが面白かった
今日は、第109回日本陸上競技選手権大会・10000m決勝が熊本県のえがお健康スタジアムで開催され、NHK BSで生中継されていたのでテレビにかじりついてみていました。今回のレースは、9月に東京で開かれる2025世界陸上競技選手権大会、および来月韓国で開かれる2025アジア陸上競技選手権大会の日本代表選考会も兼ねた重要なレースとなりました。
男子10000mでは、前回大会覇者の葛西潤選手(旭化成)、この種目の日本記録保持者の塩尻和也選手(富士通)など歴代トップ5の記録保持者のうち4名が参加して、熾烈な争いが繰り広げられました。とても残念なことに天候は雨。途中で足を滑らせる選手も出るような過酷なコンディションでしたが、レースは序盤からハイペースで展開し、集団が徐々に絞られていく中、中盤からトヨタ自動車の吉居大和選手が果敢にペースメーカーの前に出てレースを牽引します。そこに葛西選手とトヨタ自動車の鈴木芽吹選手が吉居選手を追い上げて3人で集団を形成し、終盤には葛西選手と鈴木選手の一騎打ちとなりました。ラスト1キロで鈴木選手がスパートをかけ、葛西選手を振り切って見事、初優勝を果たしました。
一方の女子10000mでは、ケガでパリ五輪に出られなかった日本のエース廣中璃梨佳選手(JP日本郵政G)の復帰初戦でした。ペースメーカーが早いペースで引っ張る中、廣中選手とエディオンの矢田みくに選手が序盤から積極的にペースメーカーに食らい付き、他の選手を大きく引き離してレースを展開します。中盤以降もペースを落とさず、2人の一騎打ちが展開され、最終盤に廣中選手が切れ味鋭いラストスパートで矢田選手を振り切って、見事2年ぶり4回目の優勝を飾りました。2位は自己ベストを大きく更新した矢田選手でした。
今回の日本選手権10000mは、東京2025世界陸上の代表選考を兼ねた重要なレースであり、男子も女子も白熱したレースで見ごたえ充分でした。惜しむらくは天気がもう少し良ければ…と思いましたが、陸上好きオジサンは大満足でした。
マッシュル -MASHLE- 神覚者候補選抜試験編が面白かった
最近、CSでマッシュルのアニメ第二期である、「マッシュル -MASHLE- 神覚者候補選抜試験編」をまとめて見ました。オープニング主題歌であるCreepy NutsのBling-Bang-Bang-Bornが去年話題になっていたので良く聞いていましたが、アニメの内容は知りませんでした。
アニメ第二期は、第一期の終わりの「七魔牙(マギア・ルプス)編」から連続していて、主人公のマッシュがアドラ寮祝勝パーティーを開く所から神覚者候補選抜試験の最終試験、宿敵イノセント・ゼロとの最初の戦い+αまで含まれていました。第二期はバトル満載で、主人公たちは強敵との戦いの連続でしたが、少年漫画らしい展開で安心して見ていられました。一つ一つのバトルもテンポが良く、毎日仕事終わりに見ていたのですが、見ると疲れた気分がスッキリしました。
主人公のマッシュは、無類のシュークリーム好きで、美味しそうに頬張るシーンが何度も出てきます。私も見ているうちに無性に食べたくなって、ついつい仕事のおやつに買ってしまいました。
2025年4月6日日曜日
スカイツリーと富士山、常磐線の密かな楽しみ
第25回日立さくらロードレースに参加しました
今日は故郷、茨城県に戻って第25回日立さくらロードレースの5キロの部に参加しました。前日までの天気予報では雨が降る可能性が高かったのですが、当日は何とか天気が保って良かったです。桜は八分咲きでした。
日立さくらロードレースは、ハーフマラソンの部や10キロの部、親子ランなど様々な種目がありますが、5キロの部は最も遅い11時30分スタートでした。このためレースの前にJR日立駅周辺の桜並木を散策しました。さくらロードレースに合わせて、日立さくらまつりも開催されており、日立名物でユネスコの無形文化遺産にも登録されている日立風流物(ひたちふりゅうもの)が展示されていました。これは山車と人形芝居が合わさったもので、源平盛衰記や太閤記などの人形劇が演じられます。
その間にも小学校・高学年の部や親子ランなどのレースが次々とスタートして行きました。日立さくらロードレースは、ここ数年、三菱重工陸上部の選手がゲストとして大会を盛り上げてくれています。今年はエノックオムワンバコーチや井上大仁選手、山下一貴選手が参加してくれました。ちょうどスタート地点で見ていた親子ランのスターターが山下選手でした。山下選手は世界選手権のマラソンに日本代表で参加するような一流選手ですが、とてもフレンドリーで、気さくに手を振ってもらえたり写真を撮らせていただいて、とても嬉しかったです。(肖像権?でここには載せませんが…)
5キロのレースはJR日立駅を中心に、山側から海側にかけてグルっと半円を描いて往復するようなコースで、太平洋の上に張り出した道路を走るのが特徴です。高低差としては、前半が山側から海側に向かって下り、後半が海側から山側に向かって登りになっています。今日の私のレースは、ボチボチという感じで、5キロでネットタイムが実測値で24分44秒でした。目標は24分前半ということで、もう少し早く走りたかったのですが、最初の1キロに5分20秒くらいかかってしまい、以降はそれを挽回できませんでした。後半の海の上が向かい風が強く、思うようにスピードを上げられませんでした。
これから暑くなるので、しばらくレースはお休みです。本当はこの間に鍛えておきたいのですが、ついつい怠けてしまいそうです。